22/08/2026
今から約14年前のことです。
ドイツの農道を今の夫と車で走っていたときに、鳥が食べられる野生のカラス麦を道端で発見しました。
それは排気ガスで汚染されていたので、無農薬、しかもビオの品質で作ってくれる農場を1件ずつあたり、見つけたのが少年更生施設所有の畑でした。
そこでビオの穀物の種を撒いて育てていただき、収穫作業だけ当時のスタッフ総出で始めました。画像は、初めての収穫作業の様子です。
刈り取り作業は過酷で天候に左右されますし、収穫した穂を急いで乾燥させないと、あっという間にカビが生えます。
最初の頃は義父の住まいの庭を借りて天日干しをして、乾燥させた穂をオフィスへ持ち帰りました。
すると生きた虫がフロアを飛び回り、全員パニックに。なんとか全ての穂を冷凍殺虫し、真空パックにして、日本のお客さまへドイツから届けていました。
4年ほどして、今の南ドイツの農場と出会え、収穫と専用熱風車による殺虫作業までお願いできることになり現在に至ります。
1本の穂ができあがるまで本当に数々の手間と苦労が詰まっていることを、身をもって体験しました。
その農場が、今年の欧州を襲った熱波で作物をなかなか作れなくなっています。そんな中、良い穂だけを手摘みして集めてくれたのが、今年の2026年度産カラス麦穂です。
一部は暑さの影響で完熟になっていますが、半熟を見計らって摘み取っていただき、鳥たちにとって食べやすく、滋味あふれる仕上がりになっています。
私たちが現在、「カラス麦穂」と呼び、皆さまにお届けし続けている理由を知っていただきたく、これまでのストーリーをまとめさせていただきました。