05/06/2026
最近のブラウザのアップデートで「アノテーション(注釈)」という言葉を目にしました。データに対して「これが何であるか」と論理的な意味付けをする技術ですが、実はいま私たちが提唱しているAI検索対応(LLMO)の根幹もこれと同じです。Webサイトの裏側に、自社の等身大の輪郭を機械が読める形で誠実に登記していく作業です。
しかし、Webの歴史を長く見てきた身としては、いくらか嫌な予感がしています。かつて検索エンジンを騙すために、見えない裏側にキーワードを大量に詰め込んだスパムの歴史が、AIに対してもまた別の装いで繰り返されようとしているような気がするのです。
表の会社案内では「社会課題の解決」など立派な理念を語りながら、誰も見ていない裏側ではAIを騙すための不自然なデータを仕込む。この見事なまでの「ダブルスタンダード」は、整合性を求めるAIにはいずれ「信頼に値しないノイズ」として処理されてしまいます。
お伝えしたいのは、集客至上主義の流行りに巻き込まれる必要はないということです。誰も見ていない「裏側の情報設計」にこそ、企業の本当の姿勢が表れます。
自社は何を引き受け、何を引き受けないのか。その誠実な境界線を裏側のシステムへ偽りなく刻み続けること。表と裏が一致するアプローチこそが、これからのAI時代に求められる本来のWebのあり方だと考えています。
ブログを更新しました。よろしければご一読ください。
https://habitus.co.jp/blog/-421