25/06/2017
会社、またはSOHOといった小規模のビジネス事業所にビジネスフォンを導入しようとすると、電話交換機・PBXといった装置の設置や、配線を隠す二重床構造などの大がかりな手間が必要になります。2017年3月にオフィスを移転した際、固定電話をクラウド化したので、その内容をご紹介します。 ビジネスで固定電話を利用する際に必要な「電話交換機」や「PBX」 1人で運営しているビジネスや、あまり固定電話が必要でないビジネスにおいては、電話は携帯電話で済んでしまったり、そもそも1つの固定電話で間に合ってしまうこともあるかと思います。 しかし、座席のレイアウトの関係で、1つの電話を使いまわせない場合は、内線でやり取りする必要が出てきます。 ビジネスでの利用であれば、電話交換機・PBXといった、内線電話と外線電話同士を交換するための装置が必要です。 家庭用環境の電話と、ビジネス用途での電話は仕組みが違う 家庭用電話機であれば、保留→転送といった簡易的な取次で利用はできるものの、それ以上の高度な機能はあまり望めません。かかってきた電話をいったん保留にしておいて、任意の電話へ受け継がせるなどのこまかな動作は実現できないこともあります。家庭用電話機は、回線が1つの簡素な仕組みになります。 従来のビジネスユースの固定電話は、電話交換機・PBXが必要 ビジネスで使う場合、外線着信が1つだけとは限らず、同時にかかってくることも考えられます。1つの番号や回線が埋まっているときも、並列して着信を受けられるようにしておかなければいけません。 こういったやり取りを行うには、電話機単体の機能だけではまかないきれないため、主装置として電話交換機・PBXを設置するのです。 ビジネスフォンやPBXは決して安くはない 電話交換機やPBXは、新品・中古・性能などによりまちまちですが、それなりの費用がかかります。 電話機1台 30,000円〜100,000円程度 電話交換機・PBXで数万〜数十万以上 さらに、物理的にハードを持つことになるため、維持管理や故障に対してのコストも考慮しなければいけません。 IP-PBXという選択肢 IP-PBXは、LANのプロトコルであるIPに対するPBXです。LAN上で音声通話が実現し電話機以外のパソコンなどでもハードの機能を担うことができます。IP-PBXはハードウェアタイプとソフトウェアタイプの2つがあり、それぞれに特徴があります。 ハードウェアタイプのIP-PBX * スイッチやルーター機能も付随 * セキュリティに配慮 * 稼働が安定 ソフトウェアタイプのIP-PBX * サーバーにインストールして使用、物理的な装置がない * メンテナンス性の向上 * すぐに構築可能 クラウド型PBXという選択 最近では、PBXをクラウドで利用するサービスも増えてきています。今回導入した内線クラウドもその1つです。こちらもメリットが多数あります。 メリット1. 初期投資と時間の削減 すでにあるサービスを契約しそれを利用する、という流れのため、PBXの購入費用がかかりません。これだけでも十万単位の費用を削減できます。さらに、設置やインストールなどの専門的な作業・システム構築が不要のため、契約後すぐに利用可能です。 メリット2. 運用コストの削減 ハードウェアを設置しないため、スペースが確保できます。電気代の節約にもなります。 メリット3. 企業規模の拡大に対応可能 クラウドサービスは、自分にあったプランや規模で契約をしますが、あとからサービス内容を拡充することが容易です。企業の規模の拡大・縮小にあわせて利用範囲を調整することが可能です。 メリット4. スマート端末との連携 既存のスマートフォンはもちろん、機種変更などで使用しなくなったスマートフォンやタブレット端末を、電話機として活用することが可能です。これらのスマート端末で内線化ができるようになるため、通信費用のコスト削減になります。 機器導入も最小限で済みます。 ナイセンクラウドとは ナイセンクラウドとは、アイティオール株式会社が運営するクラウド電話サービスです。クラウド型PBXを採用しています。電話の着信イメージは、以下です。 実際に申し込んで使っているのでその使用感や活用例などをご紹介します。 電話番号は050を採用 以前の電話は、仙台の市外局番である022からはじまる電話番号でした。コスト削減の意向が強い切替だったため、あえて旧来の番号は捨てて、あらたに050を取得しました。 050は、まだまだ一般には浸透しきっておらず、お伝えするとたまに「珍しいですね?」「本当ですか?」などと言われることも多々あります。022を使うと、NTTとの契約が必要でその部分のコストもかかってきます。 ちなみに、現在の運用状態では、NTTへの契約と支払いは一切ありません。ナイセンクラウドの利用料と、050番号の利用料・通話料がかかっています。 [ 109 more words ]
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会社、またはSOHOといった小規模のビジネス事業所にビジネスフォンを導入しようとすると、電話交換機・PBXといった装置の設置や、配線を隠す二重床構造などの大がかりな手間が必要になります。2017年3月にオフィスを移転した際、固定電話をクラウド化したので、その内容をご紹介します。 ビジネスで固定電話を利用する際