絵と字

絵と字 絵と字は、企業のブランディング、広告のアートディレクション、グラフィックデザイン、イベント企画・制作を中心としたコミュニケーションを提供するクリエイティブスタジオです。

【それでも人は美しいものに惹かれる】こんにちは、絵と字のチバです。前回まで、「ブランディングとは何か」というテーマでお話ししてきました。その中で何度も、「デザインは、見た目を整えることではない」と書いてきたわけですが、おそらくこう思った方も...
06/08/2026

【それでも人は美しいものに惹かれる】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回まで、
「ブランディングとは何か」
というテーマでお話ししてきました。

その中で何度も、

「デザインは、見た目を整えることではない」

と書いてきたわけですが、
おそらくこう思った方もいるのではないでしょうか。

「とは言っても、やっぱり見た目って大事ですよね?」と。

今回のテーマは、その疑問についてです。

🍽 美しく盛り付けられた料理

例えば同じ料理でも…

紙皿に無造作に盛られているものより、
きれいに盛り付けられている方が
美味しそうに感じますよね。

根本的な話ですが、
人は、美しいものに惹かれる生き物です。

だから、
「見た目は関係ない」
と言うつもりは、まったくありません。

むしろ僕自身、デザイナーですから
美しさにはそれなりのこだわりもあります。

🤔 どちらか一方では足りない

一方で、
どれだけ美しく盛り付けても、
食材そのものが傷んでいたら、
「美味しい料理」にはなりません。

逆に、
本当に美味しい料理なのに、
見た目で損をしていることもあります。

だから僕は、
「見た目が大事」
ということも、
「見た目だけではダメ」
ということも、
どちらも正しいと思っています。

🌱 デザインの役割とは

では、デザインに話を戻すとどうでしょうか。

社会的に意義のないもの、
美味しくないものを
美しく設うことでごまかすことが
デザインの役割でしょうか。。

社会的に意義があること、もしくは
とても美味しいものだけど、
放っておいてもそれだけで人に伝わるでしょうか?

どちらも、成立しないと考えています。

この違いがわかると、
「デザインは見た目じゃない」
という言葉の意味も、
きっと違って見えてくると思うのです。

🔚 まとめ

これまでのシリーズでは、
会社や商品の「価値」を見つけることの大切さをお伝えしてきました。

ここからは、その価値をどう伝えるのか。

つまり、
「デザインとは何をする仕事なのか」
という話をしていきたいと思います。

次回は、

「デザインは、価値を美しく翻訳する仕事」

そんなテーマで、
デザインの本当の役割について、
もう一歩深くお話しします。

次回もお楽しみに!

🖋 【なぜ中小企業こそ、ブランディングが必要なのか】こんにちは、絵と字のチバです。前回は「制作物はゴールじゃない」という話をしました。何を作るかより先に、・何を実現したいのか・誰に届けたいのか・その会社らしさとは何なのかそこを整理して初めて...
23/07/2026

🖋 【なぜ中小企業こそ、ブランディングが必要なのか】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は「制作物はゴールじゃない」という話をしました。

何を作るかより先に、

・何を実現したいのか
・誰に届けたいのか
・その会社らしさとは何なのか

そこを整理して初めて、
デザインは力を発揮する、
という内容でしたね。

実はここ数回でお話ししてきたことをまとめると、
一つの言葉に集約されます。

それが「ブランディング」なのです。

🌱 ブランディングとは

「ブランディング」と聞くと、
ロゴを新しくすること、
おしゃれなWebサイトを作ること
をイメージする方は多いと思います。

もちろんそれも一部ではあるのですが、
本質はもっと手前にあると僕は考えています。

自分たちはどんな価値を届ける会社なのか。
誰に選ばれたいのか。
そしてその価値を社内で共有し、お客様に伝え、育てていくこと。

この一連の活動こそがブランディングだと思っています。

🏢 なぜ中小企業に必要なのか

僕はセミナーでも
「中小企業にこそブランディングが必要」
と何度となくお伝えしています。

では、なぜ中小企業にこそ必要なのでしょうか。

大企業のように
知名度や広告予算があるわけではないからこそ、

「何をしている会社なのか」
「どんな価値があるのか」

がきちんと伝わらないと、
価格だけで比べられてしまいますし、
採用の場面でも選ばれにくくなってしまいます。

逆に言えば、
会社の価値や想いがきちんと伝われば、
価格以外の理由で選んでもらえることもある。

そういう状態をつくることが、
これからの中小企業にはますます大事になってくる
と、僕は思っています。

🔚 まとめ

ここ数回、

・価値は自分では気づきにくいこと
・質問を通して価値を見つけること
・制作物はあくまで手段であること

そんな話をしてきました。

そのすべてをつなぐ考え方が、
「ブランディング」です。

僕はこれからも、
デザインを作る前に会社の価値を一緒に見つけて、
選ばれる理由を育てるお手伝いをしていきたいと思っています。

……とはいえ、ここまで読んで

「でも結局、かっこいいデザインのほうがいいんじゃないですか?」

と思った方、いるのではないでしょうか。

正直言うと、その感覚も正しいんです。

というわけで次回は、

「デザインは見た目じゃない」と言いながら、それでも人はなぜ美しいデザインに惹かれるのか。

をテーマに、一見矛盾しているようで、
実は深くつながっている
「デザインの本質」についてお伝えします。

次回もお楽しみに!

先日、専門学校札幌デザイナー学院の田代先生よりお声がけをいただきまして、デザイナーを志す学生の皆さんの前でお話をさせていただきました。1ヶ月ほど前に北海道情報大学でもお話した「札幌でデザイナーになるってどういうこと?」をテーマにしています。...
21/07/2026

先日、専門学校札幌デザイナー学院の田代先生より
お声がけをいただきまして、
デザイナーを志す学生の皆さんの前で
お話をさせていただきました。

1ヶ月ほど前に北海道情報大学でもお話した
「札幌でデザイナーになるってどういうこと?」
をテーマにしています。

紆余曲折の20代を語りつつ、
札幌という土地でデザインをするということは、
東京でデザインをすることの妥協ではない、
そんなお話をさせていただきました。

さらに、
デザイナーとはカッコよくデザインをする人ではない、
AIの時代だからこそ、プロセスが大事である、
こういったお話もさせていただきました。

また、スライド外で必ずお伝えしていること、それは、
「成長と移動距離は比例する」
という、尊敬する経営者が言っていた言葉です。

人と会うこと、モノを見に行くこと。
そして体験すること。

若いうちは、貯金なんかせず、
好きなものを買うこともせず、
これらのことにお金を使ってほしい。
ひたすら自分にフルベットしてほしい。

これは自戒も込めてお伝えしています。

専門学校は基本2年しかありません。

デザインのテクニックじゃない部分で、
どれだけの体験ができるか。

本当の実力を持つデザイナーを目指す皆さんの心に
少しでも残ってくれたら嬉しく思います。

お声がけをいただきましたタッシー、
そして先生の皆様。
素敵な機会をありがとうございました!

🖋 【制作物がゴールではない】こんにちは、絵と字のチバです。前回は、「デザイナーは、まず質問をする」というお話でした。デザインを始める前に、会社のことや、お客様のことをたくさん質問する。それは、その会社らしさや、本当の価値を見つけるためです...
17/07/2026

🖋 【制作物がゴールではない】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は、
「デザイナーは、まず質問をする」
というお話でした。

デザインを始める前に、
会社のことや、お客様のことを
たくさん質問する。

それは、その会社らしさや、
本当の価値を見つけるためです。

では、なぜ僕たちは、そこまでして
価値を一緒に探そうとするのでしょうか。

今日は、その理由についてお話しします。

🌐 本当に必要なのは、Webサイトでしょうか?

例えば、
「Webサイトを新しくしたいんです」
というご相談をいただいたとします。

もちろん、Webサイトを制作することはできます。

でも、いざお話を伺ってみると

「問い合わせが減ってきていて…」
「採用がなかなかうまくいかなくて…」
「会社の魅力を伝えたいんです」

そんな言葉が出てくることがよくあります。

つまり、本当に解決したいのはWebサイトではなく、

・問い合わせを増やしたい
・採用につなげたい
・会社の価値を伝えたい

という経営課題なのです。

Webサイトも、パンフレットも、ロゴマークも。
それらはすべて、その課題を解決するための手段に過ぎません。

💬 まず考えるべきこと

だから僕は、
「どんなデザインにしましょう?」
という話よりも先に、
「何を実現したいのでしょう?」
という話をします。

デザインには、
見た目を良くしたり、整える工程があります。
もちろん、それはとても大切です。

でも、課題や価値が整理されないまま
見た目だけを整えても、
本当に伝わるものにはなりません。

まず整理するのは、

・何を伝えたいのか
・誰に届けたいのか
・そして、その会社らしさは何なのか

そこが見えて初めて、デザインは力を発揮します。

🔚 まとめ

デザインの仕事は、
制作物を完成させることではありません。

本当に目指しているのは、

会社の課題を解決し、
価値がきちんと伝わり、
「選ばれる理由」を育てることです。

制作物は、そのための手段の一つ。

だから僕は、
「何を作りますか?」
ではなく、
「何を実現したいですか?」
というところから、一緒に考えています。

さて次回は、このシリーズの締めくくり。

「なぜ地方の中小企業こそ、ブランディングが必要なのか」

そんなお話をしたいと思います。

次回もお楽しみに!

🖋【デザイナーの仕事は、デザインするだけじゃない】こんにちは、絵と字のチバです。前回は、「自分たちが普通だと思っていることの中にこそ、本当の価値が眠っている」というお話でした。そして終わりに、「その価値は、誰かとの対話や質問の中で初めて言葉...
09/07/2026

🖋【デザイナーの仕事は、デザインするだけじゃない】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は、
「自分たちが普通だと思っていることの中にこそ、本当の価値が眠っている」
というお話でした。

そして終わりに、
「その価値は、誰かとの対話や質問の中で初めて言葉になることがある」
とお伝えしましたが、
実はここが今日のお話につながります。

🎨 デザインより先に質問をしている

僕は普段、お仕事のご相談をいただくと、
いきなりパソコンを開いてデザインを作り始めることはありません。
(まぁ物理的にも当たり前ですが)

まずやること…それは質問です。

例えば、

・なぜ、今回ロゴを作ろうと思ったのですか?
・周年で何を伝えたいと考えていますか?
・リブランディングを考えたきっかけは何だったのでしょう?

そんなところから、お話を伺います。

そこから、

・どんなお客様に来てほしいですか?
・お客様は、何を理由に選んでくれているのでしょう?
・社員の皆さんは、どんな想いで働いていますか?

という感じで、少しずつ質問を深くしています。

むしろ、デザインしている時間より、
話を聞いている時間の方が長いくらいです。

……

…いえ、それは言い過ぎですかね…
(デザインって時間がかかる作業なんです汗)

💬 デザインは、価値を見つける仕事

では、なぜそんなに質問をするのか。

それは、デザインは
僕の考えを形にする仕事ではないからです。

会社には必ず、
その会社らしさがあります。

でも、それは社内では当たり前すぎて、
なかなか言葉にならないのは前回お伝えした通り。

だから質問を重ねながら、

「それって御社らしいですね。」

「実はそこがお客様に選ばれている理由ではありませんか?」

そんなふうに、一緒に整理していきます。

つまり、デザインとは、
ゼロから何かを作る仕事ではなく、
すでにある価値を見つけ、
伝わる形に整える仕事なのだ
と思っているのです。

👀 見た目は最後

もちろん、
ロゴやパンフレット、Webサイトは作ります。

でも、それらはゴールではありません。

価値が整理されていないまま作れば、
見た目はきれいでも、
伝わらないデザインになってしまいます。

だから僕は、

「何を作るか」

より先に、

「何を伝えるのか」

を考えます。

そこが決まるからこそ、
デザインは初めて意味を持つのです。

🔚まとめ

「デザイナーはデザインを提供するのが仕事」

当然そう思われると思います。

でも僕は、

「価値を見つけ、言葉にし、伝わる形にする仕事」

だと考えています。

つまり、デザインの仕事は、
絵を描いたり、パソコンの前で行う行為ではなく、
「誰かと向き合い、質問をしている時間そのもの」
なのかもしれません。

De / Signの語源が言い得て妙に感じます。

さて次回は、今回の延長線…

「デザインは、見た目を整えるものではない。」

そんなお話をしてみたいと思います。

次回もお楽しみに!

🖋【「普通ですよ」の中にこそ、強みは眠っている】こんにちは、絵と字のチバです。前回は、「会社の価値は、自分たちでは意外と見えない」というお話でした。最後には、「当たり前だと思っていることを見つめ直してみては?」というところで終わっていたわけ...
02/07/2026

🖋【「普通ですよ」の中にこそ、強みは眠っている】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は、
「会社の価値は、自分たちでは意外と見えない」
というお話でした。

最後には、
「当たり前だと思っていることを見つめ直してみては?」
というところで終わっていたわけですが、
でも実は、それが意外に簡単ではないのです…

🕳️ 「普通ですよ」が落とし穴

経営者の方に、
「御社の強みは何ですか?」
とお聞きすると、
「特別なことは何もしてないですよ」
という返答は少なくない、
というのは前回お話しました。

そこで、少し質問を変え、

「では、その仕事は他の会社でも同じようにできますか?」

と伺うと、

「うーん、できるんじゃないですか?」

と、返ってくることがあります。

このやり取りを経験して、あることに気づきました。

🌱 慣れると、難しさを忘れてしまう

最初は苦労して覚えたことでも、
何年、何十年と続けているうちに、
それが当たり前になります。

すると、

「これくらい誰でもできる」

と思ってしまいます。

心理学では、こうした現象を
「知識の呪縛(専門家の呪い)」と呼ぶそうです。

一度身につけた知識や経験は、
自分では特別なものだと感じにくくなる。

だから、自分たちの強みほど
見えなくなってしまうのではないでしょうか。
まさに呪いです。

🔍 価値は「できること」ではなく「選ばれる理由」

だから僕は、
「あなたの会社は何ができるか?」
という、スペック的な切り口ではなく、

「なぜお客様は、あなたの会社を選んでいるのか?」

と考えてみることをおすすめしています。

・技術が高いから
・対応が早いから
・相談しやすいから
・安心できるから

理由は会社によって違いますが、
総じて、意外と普通なことだったりします。

でも、その「普通だと思っている」ことの中にこそ、
本当の価値が隠れていることが多いように感じているのです。

🔚まとめ

もし、
「うちの強みって何だろう?」
と思ったら、ぜひ一度、

「自分たちが簡単だと思っていることは、本当に誰でもできることだろうか?」

と問いかけてみてください。

その"当たり前"は、
長い時間をかけて積み重ねてきた経験だからこそ、
簡単に感じているだけなのかもしれませんよ。

ちなみに、自分では気づけない価値は、
誰かとの対話や質問の中で、
初めて言葉になることがあります。

そういうときは、
ぜひ我々のようなデザイナーや
コピーライターを頼ってみてくださいね。

さて次回は、

「デザイナーの仕事は、絵を描くことではない」

そんなお話をしてみたいと思います。

次回もお楽しみに!

🖋【自分の価値は、自分では見えづらい】こんにちは、絵と字のチバです。今回から少し話題を変えて、先日行った情報大の講演の中で考えたことを、何回かに分けてお話してみようと思います。ちなみに講演のテーマは、「札幌でデザイナーをするってどういうこと...
25/06/2026

🖋【自分の価値は、自分では見えづらい】

こんにちは、絵と字のチバです。

今回から少し話題を変えて、
先日行った情報大の講演の中で考えたことを、
何回かに分けてお話してみようと思います。

ちなみに講演のテーマは、
「札幌でデザイナーをするってどういうこと?」
でした。

🗼 デザインするなら東京ですよね

「やっぱり札幌より東京の方が仕事は多いですよね」

この業界ではよく聞く話で、
確かにその通りだと思います。

人口も企業数も違いますし、
仕事の量だけで考えれば、
東京の方が多いはず。

それでも僕が札幌や北海道での仕事に
魅力を感じているのには理由があります。

🏭 札幌だから出会えた仕事がある

僕が普段お手伝いしているのは、

建設会社や製造業、
医療機器の商社や食品会社など、
北海道の中小企業が中心です。

社長と直接お話をしたり、
工場を見せてもらったり、
会社の歴史を聞かせてもらったり。

そんなふうに、
企業の内側まで深く関われる機会がたくさんあるのが
地方のデザインのお仕事の特徴かな、と思います。

そしてその中で気づいたことがあります。

それは、

自分たちの価値は、
意外と自分たちでは見えていない

ということなのです。

🔍 当たり前の日常だから認識しづらい

例えば、
「貴社の強みは何ですか?」
と伺ってみると、

「いや、特別なことはしてないんですよ」

と答える経営者さんは意外と多いです。

以前、ある会社の方が、
「うちは仕事の話より雑談の方が長いんですよ」
と笑いながら話していました。

でも、その雑談の中でお客様の困りごとを知り、
新しい仕事に繋がることも少なくないそうです。

本人たちは当たり前だと思っていますが、
お客様から見れば、
「何かあったらまず相談したくなる会社」
なのかもしれません。

また別の会社では、
社員の多くが20年以上働いていました。

でも社長は、
「昔からそうだからねぇ」
と特別なことだと思っていない様子。

採用や定着に悩む会社が多い中で、
人が辞めないというのは簡単なことではありません。

そこには働き続けたくなる理由があり、
会社ならではの文化があるはずです。

でも当の本人たちにとっては、
それが当たり前の日常です。

だからこそ、
価値として認識されにくいのだと感じています。

🌱 価値は、案外すぐ近くにある

特別な技術や、
派手な実績だけが価値ではありません。

お客様との関係性だったり、
社員が長く働く文化だったり。

当たり前に続けてきたことの中に、
その会社らしさが隠れていることがよくあります。

でも、当たり前だからこそ見えない。

だから価値は、
当たり前じゃない…例えば外部から見た方が
見つかることも多いのではないでしょうか。

もしかすると、
僕たちのような仕事は、
すでに存在している価値を見つけ、
言葉にするためにあるのかもしれませんね。

🔚まとめ

講演の中で僕は、
「札幌にも面白い仕事はたくさんある」
という話をしました。

その理由の一つは、
企業と深く関わりながら、
まだ言葉になっていない価値を発見できることです。

そしてその価値は、
遠くにある特別なものではなく、
毎日やっていることの中など、
案外すぐ近くにあったりします。

もし、
「うちの強みって何だろう?」
と思った時は、
自分たちが当たり前だと思っていることを、
一度見つめ直してみると良いかもしれませんよ。

さて次回は、

なぜ私たちは、自分たちの価値に気づけないのか。

という部分をもう少し掘り下げてみたいと思います。

次回もお楽しみに!

🖋【どうやって理念の共通言語をつくるのか?】こんにちは、絵と字のチバです。前回は、「なぜ、経営理念は社員に伝わらないのか」をテーマに、同じ言葉を使っていても、人によって意味が違えば、理念はうまく機能しない。そんなお話をしました。今回はその続...
19/06/2026

🖋【どうやって理念の共通言語をつくるのか?】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は、

「なぜ、経営理念は社員に伝わらないのか」

をテーマに、
同じ言葉を使っていても、
人によって意味が違えば、
理念はうまく機能しない。

そんなお話をしました。

今回はその続きです。

🧭 理念の共通言語はどう作るの?

「理念を作りたい」

という相談をいただいた時、
僕は、最初から理念の「言葉」を
考え始めることはありません。

最初に言葉から考え始めると、
うまくいかないことが多いように
感じているからです。

🔍 まずは過去を振り返る

僕が最初にやるのは、

会社の歴史や、
今までの出来事を聞くことです。

・なぜこの会社を始めたのか
・どんな苦労があったのか
・どんな仕事が印象に残っているのか
・なぜお客様は選んでくれたのか

そんな話を聞いていきます。

するとなぜか違う話をしているようで、
同じニュアンスの語句が
何度も出てくることがあります。

📝 次に、エピソードを集める

その時に大切なのは、

「強みは何ですか?」

と直接相手に聞かないことです。

人は意外と、
自分たちの強みを説明するのが苦手です。

その人にとってその強みは
当たり前のようにやっていることだからです。

それよりも、

「一番喜ばれた仕事はなんですか?」
「なぜそのお客様は感謝してくれたのでしょう?」

そんな話を聞く方が、
本当の価値が見えてきたりします。

言葉ではなく、
まずは出来事を見る。

ここが大切だと思っています。

🧩 共通する価値観を探す

そして集まった話を整理していくと、

・誠実
・挑戦
・技術力
・地域とのつながり

など、その会社らしい価値観が見えてきます。

ここで初めて、
「つまり私たちは何者なのか?」
を考えます。

🎯 最後に言葉へ整理する

そして最後に、
見えてきた価値観を
短い言葉に整理していきます。

手順は、

いきなり言葉を考える

のではなく、

価値観を見つけて、言葉にする

という感じです。

だから理念づくりとは、
格好いい言葉を設定する作業
ではなく、
「自分たちらしさを発見する」作業
なのではないかな、と思っています。

自分たちの内から出たその言葉は、
きっとブレのない共通言語になっているはずです。

🔚まとめ

共通言語を作ろうとすると、
つい、言葉から考えたくなります。

でも大切なのは、

まず過去を振り返ること。
出来事を集めること。

そして、
そこに共通して流れている価値観を見つけることです。

そうして見えてきたものを、
みんなが同じ意味で使える言葉に整理していく。

それが、
共通言語づくりの第一歩なのだと思います。

さて次回からは、
少し話題を変えてみようと思います。

先日、クライアントである北海道情報大学で
学生向けの講演をする機会がありました。

テーマは
「札幌でデザイナーをするってどういうこと?」

でも実際に伝えたかったのは、
デザインの話だけではありません。

地方で働くこと。
自分の価値を見つけること。
そして、AI時代に必要な力について。

講演の中で考えたことを、
何回かに分けてお話してみようと思います。

次回もお楽しみに!

先日、北海道情報大学の 安田 光孝 先生よりお声がけをいただきまして、同校アントレプレナーシップセンターが主催する「Johodai MEET-UP (Jミートアップ)」でお話させていただきました。Johodai MEET-UPは、各分野のス...
16/06/2026

先日、北海道情報大学の 安田 光孝 先生より
お声がけをいただきまして、
同校アントレプレナーシップセンターが主催する
「Johodai MEET-UP (Jミートアップ)」
でお話させていただきました。

Johodai MEET-UPは、
各分野のスペシャルゲストを招いて
大学時代やキャリアについて語り合う
トーク&交流イベントです。

僕は
「札幌でデザイナーになる」ってどういうこと?
と題し、

・僕はデザイナーを目指していませんでした
・札幌でデザイナーとして働くってどういうこと?
・デザイナーの本質ってなに?
・AI時代にデザイナーが生きる術とは?

などをお話させていただきました。

優秀な学生さんが多く、
僕自身も刺激をいただきました。

僕は同校の卒業生でもあるので、
遠い後輩の皆さんのお役に少しでも
立てたのであれば嬉しいです。

安田先生を始め、講師の皆様、
参加してくれた学生の皆さん、
素敵な機会をありがとうございました!

🖋【なぜ、経営理念は社員に伝わらないのか】こんにちは、絵と字のチバです。前回は、「少年団にも、ブランディングは必要なのか?」をテーマに、価値観を明確な言葉にし、共通言語を持つことの大切さについて触れました。今回はその続きです。🏢 「経営理念...
11/06/2026

🖋【なぜ、経営理念は社員に伝わらないのか】

こんにちは、絵と字のチバです。

前回は、

「少年団にも、ブランディングは必要なのか?」

をテーマに、

価値観を明確な言葉にし、
共通言語を持つことの大切さ

について触れました。

今回はその続きです。

🏢 「経営理念が浸透しないんです」

企業の相談でも、よく聞く悩みです。

・朝礼で唱和している(古いか)
・ホームページにも載せている
・名刺にも書いている

それでも、
「なかなか社員に伝わらない」
という話です。

確かに、理念を共有することは
簡単ではありません。

でも僕は、
少し違う見方もできるのではないか
と思っています。

🧭 本当に“浸透”の問題なのか?

ここでちょっと質問です。

社長と社員が、理念について話した時、
同じ景色を思い浮かべられているでしょうか?

例えば、
「お客様第一」
という言葉があります。

一見すると、とても分かりやすい言葉ですね。
よく見ますし。

でも、

・要望はすべて聞くこと
・品質を最優先すること
・スピード対応すること
・長期的な利益を考えること

人によって「お客様第一」の解釈は変わります。

どれも間違いではありません。

ただ、意味が揃っていなければ、
同じ言葉を使っていても、
実は別の話をしていることになります。

🏀 少年団でも同じことを感じました

前回お話した少年団でも同じです。

保護者やコーチみんなが
子どもたちのためを思っています。

でも、
「楽しさ」
という言葉ひとつとっても、

・勝つことなのか
・成長することなのか
・仲間と過ごすことなのか

人によって少しずつ違います。

想いは近いのに、
言葉の意味が揃っていない…

これは企業の経営理念にも、
通ずるものがあるな、と感じています。

🎯 理念は“標語”ではなく“判断基準”

理念は、壁に貼るための言葉ではありません。

仕事の中で迷った時、何を優先するのか。
どんな判断をするのか。
その基準になるものです。

だからこそ、
誰もが同じ意味で理解できる言葉
になっていることが大切です。

理念が伝わらないのではなく、
そもそも言葉の意味が共有されていない。
そんなケースも少なくないように思います。

✏️ 理念づくりは、言葉を増やす作業ではない

理念を考える時、つい良い言葉を
たくさん入れたくなります。

・成長
・挑戦
・感謝
・誠実
・貢献
・信頼

どれも大切です。

でも、言葉が増えるほど、
意味は広がります。

意味が広がるほど、
解釈も増えていきます。

だから僕は、理念づくりとは
言葉を足す作業ではなく、
みんなが同じ意味で使える言葉まで
削っていく作業ではないか、と考えています。

🔚まとめ

理念が伝わらないのは、
社員の意識が低いからでも、
発信が足りないからでもないのかもしれません。

まず必要なのは、その言葉を、
みんなが同じ意味で使えているかどうか。

ブランディングは、
ロゴやデザインの前に、
価値観を共通言語にするところから
始めてみましょう。

さて次回は、

🖋「どうやって共通言語をつくるのか?」

をテーマに、
理念や価値観を言葉にしていくプロセス
について考えてみたいと思います。

次回もお楽しみに!

住所

中央区北2条東10丁目 すずかけビル StudioTHIRD 内
Sapporo-shi, Hokkaido
060-0032

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