24/09/2026
クラウドの請求書、毎月なんとなく承認していませんか。
「使った分だけ課金だから、無駄は出ないはず」——よく聞く言葉ですが、実際には逆のことが起きがちです。クラウドは、管理しなければ青天井になる仕組みだからです。
たとえばSaaS。業界平均では、購入済みシートの30〜40%が使われないまま課金され続けていると言われます。退職者のアカウントが残っている、部門が独自に契約したツールを情報システム部門が把握していない、自動更新に気づかないまま1年分が引き落とされる。どれも珍しい話ではありません。
FinOpsは、この状態を抜け出すための考え方です。やることは3段階だけです。
・Inform(可視化)——誰が何にいくら使っているかを、全員が見える状態にする
・Optimize(最適化)——使われていないリソースやシートを削り、安定して動く分にはRIやSavings Plansを当てる
・Operate(定着化)——月次でレビューし、コスト意識を仕組みとして残す
ポイントは、これがIT部門だけの仕事ではないところです。エンジニア・財務・調達がそれぞれ別に動いている限り、需要と契約と実際の使用はずれ続けます。そのずれを小さくする役割分担こそがFinOpsの本体です。
まず着手するなら、「契約更新日カレンダーをつくる」と「90日ログインのないアカウントを洗い出す」の2つからで十分です。
タグ戦略、マルチクラウドのコスト管理ツールの選び方、FinOps体制の役割分担は、こちらにまとめています。
https://www.vmaj.or.jp/cloud-saas-finops.html
#クラウドコスト #ベンダーマネジメント
FinOpsとは何か。マルチクラウド・SaaS管理のベンダーマネジメントとしての捉え方と実践フレームワーク。