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Pick-Up!アフリカ(アフリカの歩き方)です。
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【新着記事:【2026年最新観光地】アフリカおすすめ旅先4選!】こんにちは、Pick-Up!アフリカです!☺️夏休みに入り、海外旅行の計画を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 一方で、「飛行機代が高い」「円安がキツい...」と...
30/07/2026

【新着記事:【2026年最新観光地】アフリカおすすめ旅先4選!】

こんにちは、Pick-Up!アフリカです!☺️

夏休みに入り、海外旅行の計画を立てている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 一方で、「飛行機代が高い」「円安がキツい...」といった理由から、今年は旅行を断念された方も多いかと思います。実は、私も金銭的な理由から「断念した側」のひとりです...(泣)。

日本にいながら海外旅行の情報を漁っては現地での妄想を膨らませ、気がつけば将来の旅行計画まで完璧に立ててしまう日々を送っています。本当に海外旅行がしたいですよね!😭

そんな「いつか絶対に行くぞ!」という未来の旅先リストに、ぜひ加えていただきたいのがアフリカです。 今回は、CNNが発表した記事をもとに、旅行先として特におすすめしたい魅力的なアフリカの国々をご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、一緒に妄想旅行を楽しみましょう!☺️

こちらが今回紹介する場所の地図となります!読む際の参考にしていただければ幸いです⬇︎

① タンザニア:アルーシャ

⬆︎アルーシャ国立公園にある湖

まずは、タンザニアの「アルーシャ」

アフリカ東部のタンザニアにあって、火山メルー山の麓に位置するアルーシャ。日本の外務省によると危険情報(2026年07月18日情報)は「レベル1:十分注意してください」となっています。昨年2025年10月の大統領選に伴い一時的に国内の政治緊張が高まりデモ等も発生しましたが、現在は落ち着きを取り戻しています。夜間の独り歩きを避けるなど、海外旅行としての基本的な安全対策をしっかりと心がけていれば、十分に観光を楽しむことができますよ!

(参考→https://www.go2africa.com/african-travel-blog/safe-tanzania-travel)

 

おすすめスポット1:ジェーン博士の夢:グドール希望センター

ジェーン・グドール博士をみなさんご存知でしょうか。野生のチンパンジーを30年に渡り調査して人類のみに固有と考えられてきた行動や能力をチンパンジーの社会にも見いだしたチンパンジー研究の先駆者です。

博士の幼少期からの生涯を辿った展示と、その研究、環境保護についての考えなどを学ぶことができる、「ジェーン博士の夢:グドール希望センター」が今年の末、アルーシャに開館する予定です!

ジェーン・グドール博士は20年以上にわたり※国連ピース・メッセンジャーとしても活躍していました。

“この地球上で暮らすということは、影響力を持つということだと、みんなに理解をしてほしいです。何を買い、何を着るか。人や動物との関わり方を考えることで、自分の与える影響を選ぶことができます”

という博士の言葉は、私たちが普段何気なくものを買い、なんとなく捨てていること、それらの選択が、全て自分に返ってくるということを改めて考えさせられます。自分が環境に与える影響を意識して「選ぶ」こと。それこそが、未来を動かす確かな一歩になるはずです。

このような博士の考えや生き方が知れる施設、(ちなみにアート作品としても価値のある展示物が沢山あるようです)ぜひ行ってみたいですね!

※国連ピース・メッセンジャーとは💡国連ピース・メッセンジャーは、芸術、文学、科学、エンターテインメント、スポーツ、その他の公的活動分野から選ばれ、国連の活動に世界の関心を集めるために協力をしている著名人の方々です。今回のジェーン・グドール博士の他、日本からはヴァイオリニストの五嶋みどりさんが任命されています。(参考)

おすすめスポット2:アルーシャ国立公園

アルーシャの中心地からわずか数キロでアクセスがとてもいいアルーシャ国立公園。カヌーやウォーキングサファリが体験でき、バードウォッチングの楽園としても知られています!

詳しい情報は実際に行った体験談の記事があるのでぜひ参考にしていただきたいです!

記事はこちら→

おすすめスポット3:セレンゲティ国立公園(アルーシャからアクセス)

1981年にストックホルムで開催された国連総会で、最初に世界遺産に登録された場所の一つとして知られるセレンゲティ国立公園の魅力は、なんと言っも何百万頭ものヌー、シマウマ、ガゼル、エランドの大移動を見れることでしょう!

ヌーの大群の大移動、全身にその振動が響き渡ることを想像すれば、今すぐ拠点の街・アルーシャに行きたくて居ても立っても居られなくなりますね😭

② モロッコ:タガズート

次にモロッコのタガズートをご紹介します!

モロッコ南西部の大西洋沿岸にあるタガズートは、外務省の危険情報(2026年07月18日情報)「レベル1:十分注意してください」のエリアです。スリなどの一般的な軽犯罪に気をつければ、快適に過ごすことができます。

おすすめスポット:サーフィンの聖地&ヨガコミュニティ

美しいビーチと極上の波に恵まれたタガズートは、世界中のサーファーやヨガ愛好家が集まるトレンディなスポット。海風を感じながらヨガでリフレッシュしたり、趣味の合う旅仲間と出会ったりと、心身ともに癒やされる最高のバケーションが過ごせます。🧘

続いてはこちらの記事を参考に2カ国をご紹介!

③ 南アフリカ:ケープタウン

⬆︎ケープタウンの海沿いの景色

CNNの2026年旅行先ランキングで、なんと世界6位(アフリカ地域では最高位)に輝いたケープタウン!外務省の危険情報(2026年07月18日情報)は「レベル1:十分注意してください」ですが、夜間の治安や移動手段に注意を払えば、非常に魅力的な観光が楽しめます。

おすすめスポット1:ロベン島

ロベン島は、ケープタウンからフェリーで行くことができます。アパルトヘイトの廃止を訴え続け、黒人初の大統領となりノーベル平和賞まで受賞した人物である、ネルソン・マンデラ氏が大統領主任前、27年間におよぶ投獄生活の大半を過ごした元刑務所がある島です。負の歴史を未来の平和へとつなぐガイドツアー(要事前予約)は、歴史の重みを肌で感じる貴重な体験になります。

おすすめスポット2:ツアイツ・アフリカ現代美術館(Zeitz MOCAA)

ツアイツ・アフリカ現代美術館は、アフリカ大陸のアーティスト、そして世界中に離散したアフリカ系の人々(ディアスポラ)による現代美術の収集・展示において、極めて重要な役割を果たしています。公共の非営利機関として、これら現代アートの保存や研究も精力的に行っています。

ところでみなさんは、アフリカの芸術を取り巻く「返還問題」をご存知でしょうか。植民地時代にヨーロッパ諸国がアフリカから持ち去った歴史的な文化財を、自国のもののように展示しているという問題です。「本来は誰のものなのか」「現在のヨーロッパ諸国はどこまで責任を負うべきなのか」など、議論は今も絶えません。

ツアイツ・アフリカ現代美術館が扱うのは「現代美術」ですが、こうした西洋中心の歴史観に一石を投じ、アフリカ自らの手で「自分たちの美術の歴史と現在地」を定義・発信している点で、この美術館が存在する価値は極めて大きいと言えます。

④ ナイジェリア:ラゴス

西アフリカのナイジェリア。その旧首都ラゴスは、南西部のギニア湾(ベニン湾)に面する西アフリカ最大の港湾都市です。外務省によると現在の危険レベル(2026年07月18日情報)は「レベル2:不要不急の渡航中止」。一部報道機関は、イスラム過激派が首都のアブジャ国際空港等を標的とした攻撃を計画している可能性がある旨を報じています。

テロの標的となり得る場所において警戒を怠らず、安全のため、不用意に近づかないようにしてください。基本的にはガイド同伴なしでの観光は危険とされています。

また、ナイジェリアは地域によっては「レベル4:退避勧告」が出ているので十分な注意が必要です。

しかしアフリカ3大都市の一つであるラゴスは、街のナイトライフ、アート、グルメなどナイジェリアのエンターテイメントの中心地で、非常に刺激的なようです!

1、DADAギャラリー

DADAギャラリーは、アフリカとその※ディアスポラ出身の新世代アーティストの中から、最高の才能を発掘し、支援している現代アートギャラリーです。ロンドンとラゴスに実店舗を構え、アフリカ系アーティストの優れた作品を展示しています。現代の若者文化、アイデンティティ、セクシュアリティ、文化・経済問題など、幅広いテーマを探求するアーティストの育成と支援に尽力してて、政治とアートの交わりを探求しているようです。黒人アートの価値を世界に発信する最前線に立つその現場に、実際に行ってみたいですね!

※ディアスポラとは💡「ディアスポラ」とは、故郷を離れて世界各地に散らばり、独自の文化や共同体を維持して暮らす人々(およびそのコミュニティ)のこと。 元々は歴史的・宗教的理由から祖国を追われ、異国で掟を守り続けたユダヤ人の「離散」の歩みに由来する言葉です。(参考)

2、フェラクティミュージアム(カラクタ共和国博物館)

フェラ・アニクラポ・クティという方をみなさんご存知でしょうか。

ナイジェリアの作曲家、バンドリーダー、活動家であり、アフロビートの先駆者として知られる音楽家です。そのパフォーマンスは音楽、ダンス、風刺、そして政治批判を融合させたものとして高い評価を得ています。1976年のアルバム『ゾンビ』は、2025年にグラミー殿堂入りを果たしていて、ピッチフォーク誌は

‘‘フェラのファンクと政治の融合としてはおそらく最も効果的な作品であり、ますます腐敗し、国民からかけ離れていくナイジェリア政府に真っ向から立ち向かい、国民を団結させると同時に与党を激怒させた’’

と評しています。

フェラは、ナイジェリアの軍事政権や社会的不正義に臆することなく反対の声を上げた、恐れを知らない文化・政治活動家でもありました。

その活動の象徴であるのが、ナイジェリアの軍事独裁政権に反抗し、独立した自治国家であると宣言した伝説的な複合施設「カラクタ共和国」です。フェラは生涯を終えるまで家族やバンド仲間と共にそのコミュニティで暮らしていました。

カラクタ共和国は1977年にナイジェリア軍によって焼き払われ、住人全員が殴打された事件もありましたが、フェラによって再建されました。フェラの死後、フェラが実際に住んでいた3階建ての家に彼の私物や、彼の人生とキャリアに関連する遺品が数多く展示されているカラクタ博物館が開館しました。

ポスター、絵画、壁画、アルバムジャケット、新聞記事などが飾られていてフェラの楽器もいくつか展示されており、屋上にはカフェがあり、エアコン完備のバスルーム付き客室に宿泊することもできるようです!

アフロビートの先駆者であり、音楽を通して独裁政権を批判し、しまいには共和国まで作ってしまうフェラの聖地、ぜひ行ってみたいですね!

終わりに

いかがでしたでしょうか!アフリカには「文化」「芸術」「風景」様々な面での魅力があります。実際に足を運ぶことで、新たな発見や感動に出会えるかもしれませんね。☺️人生一度きり、迷ったならアフリカに行ってみましょう!もちろん危険な地域もありますので渡航する際には情報収取を怠ることなく、万全な対策をするよう、心がけてください。Pick-Up!アフリカでは国ごとの治安情報などを発信しています!ぜひ参考にしてみてください!

参考文献:

https://edition.cnn.com/travel/where-to-travel-in-2026-the-best-places-to-visit

https://www.vogue.co.jp/article/jane-goodall-91th

https://www.go2africa.com/african-travel-blog/safe-tanzania-travel

https://www.anzen.mofa.go.jp/masters/risk.html

https://www.serengeti.com/safari-serengeti-tanzania.php

https://janesdream.org/ -story

https://janesdream.org/ -story

https://africa.businessinsider.com/local/lifestyle/moroccan-city-ranked-among-top-global-travel-destinations-for-2026/2y0mz9m

​​https://www.charlotteplansatrip.com/en/morocco/taghazout/

https://www.artsy.net/partner/dada-gallery?utm_source=ig&utm_medium=social&utm_content=link_in_bio&fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAc3J0YwZhcHBfaWQPOTM2NjE5NzQzMzkyNDU5AAGnQQuo9_K4UTeaRpyKe6BhfTM4MBha2hd0qpCjHDHLjA8QxuRa1c5_4dyMQxU_aem_qAKXbPgXf5ykrENg_X9ufQ

https://www.instagram.com/thedadagallery/?hl=en

↓記事はこちらから
https://www.pickup-africa.com/p-u-a-2026-vol35/

こんにちは、Pick-Up!アフリカです!☺️ 夏休みに入り、海外旅行の計画を立て…

こんにちは!久々の投稿です^ ^「大学生がなんでアフリカに行くの!?」その理由を公開します✨
29/07/2026

こんにちは!久々の投稿です^ ^
「大学生がなんでアフリカに行くの!?」
その理由を公開します✨

【新着記事:【地球の限界】なぜアフリカは世界初の「プラ禁止」へ?生死を分ける環境危機の最前線】こんにちはPick-Up!アフリカです!☺️みなさんは『プラスチックの海』という映画を知っていますか?年間800万トンに及ぶ海洋プラスチック問題が...
29/07/2026

【新着記事:【地球の限界】なぜアフリカは世界初の「プラ禁止」へ?生死を分ける環境危機の最前線】

こんにちはPick-Up!アフリカです!☺️

みなさんは『プラスチックの海』という映画を知っていますか?

年間800万トンに及ぶ海洋プラスチック問題が生態系や人体に与える深刻な影響を、著名な有識者たちと共に浮き彫りにするドキュメンタリー映画です。

海洋プラスチック問題とは💡プラスチック汚染は世界中で少なくとも267種もの海洋生物に深刻な影響を及ぼしています。その中にはウミガメ種の86%、海鳥種の44%、海洋哺乳類種の43%が含まれており、誤飲による飢餓や窒息、感染症、絡まりによる死亡などが発生しています。例えば2010年、カリフォルニア沿岸で見つかったコククジラの胃からは、ビニール袋やゴルフボール、タオルなど大量のプラスチックごみが見つかりました。また、海面で餌を捕る海鳥も被害を受けやすく、ある調査では雛の約98%からプラスチックが検出されています。さらに深刻なのは、プラスチックが汚染物質を吸着・運搬し、外来生物の媒介にもなっている点です。汚染物質を蓄積したプラスチックを摂取した海洋生物は、そのまま汚染物質を体内に吸収してしまいます。この汚染は、巡り巡って私たち人間の食物連鎖にも影響を及ぼしており、調査では捕獲された魚の35%からプラスチック片が検出されるなど、海洋汚染は私たちの食の安全をも脅かす重大な課題となっています。(参考:cleanwater)

私はこの映画の中で、

「プラスチックを捨てる場所はすでにもう地球上には無く、現在海にあるプラスチックをこれ以上無くすことは不可能である。」

(※この言葉は映画の中での強い警告として語られたものであり、物理的に地球の表面積が足りないという意味ではありません。しかし、現状のような大量生産・大量消費・大量廃棄を前提としたライフスタイルでは、環境負荷を抑えて適切に処理できる場所がすでに限界に達しているという事実を突きつけています。また「海にあるプラスチックを無くすのが不可能」という点も、微細な破片状のプラスチックごみで構成されている海洋プラスチックごみの圧倒的な量が目に見えないほど膨大であるために、事後の回収がいかに困難であるかを示唆しており、だからこそ「そもそも海に流出させない(発生源対策)」という予防が不可欠であるというメッセージが込められています。)

という言葉がとても印象に残りました。

プラスチック問題の実態と限界が分かる、かなり衝撃的な内容となっているので、時間がある方はぜひ見ていただきたいです。

世界のプラスチック生産量は過去70年で激増して生活に不可欠な素材となりました。現在の生産量は年間4億5000万トンを超えています。 しかし、不適切な処理による環境汚染は深刻で、毎年少なくとも800万トン(参考:WWFジャパン)のプラスチックごみが海に流出し、生態系を大きく脅かしています。

また、回収されたプラスチックごみの79%が埋立、あるいは 海洋等へ投棄されていて、リサイクルされているプラスチックはわずか9%だそうです。

現状のペースでは、2050年までに120億トン以上のプラスチックが埋立・自然投棄されると言われています。(参考:環境省)

そんな中、アフリカでは

54カ国のうち、およそ34カ国がプラスチックを使用・販売・製造・規制の対象としています。

⬇︎対象国は以下の赤く塗られた国となります

(参考: jetro, interwaste, greenpeace, UN environment,アンゴラ,米国商務省国際貿易局)

なぜここまで多くのアフリカの国が規制に?なぜアフリカが先導を切るのか、アフリカ特有の環境問題とは

世界でも警鐘が鳴らされているプラスチック問題。日本でも2020年にレジ袋が有料になりましたね。(参考:経済産業省)

しかし実は2002年に、バングラデシュが世界で初めて使い捨てプラスチック袋の製造・販売・使用を禁止する規制を導入しました。その後ルワンダが続いて禁止しました。(参考:BBC)また2021年、ペルーとルワンダの両政府が、プラスチック汚染に関する国際的に法的拘束力のある決議案を国連に提出し、実際に採択されています。(参考:ルワンダ環境省)

アフリカ諸国が世界に先駆けて厳格なプラスチック規制や課題解決に乗り出している背景には、アフリカ特有の深刻な事情があります。なぜ彼らはこれほどまでに急ピッチで対策を進めているのか、その理由を3つに分けて解説します。

1. 急激な経済成長に伴う「ごみ問題」とインフラの脆弱性

現在、アフリカは著しい経済成長と都市部への急激な人口集中を経験しており、短期間で「大量生産・大量消費・大量廃棄」の時代を迎えようとしています。しかし、この劇的な変化のスピードに、廃棄物を適切に処理するためのインフラ、資金、教育といった基盤構築が全く追いついておらず、深刻なギャップが生じているのが実情です。 その実態を象徴する出来事として、南アフリカで大規模な洪水が発生した際、ダーバン港に「水よりもプラスチックごみの方が多い」という衝撃的な光景が広がる映像が世界に流れました。(参考)この映像は、アフリカにおいてプラスチックが適切に処理されていない現状を如実に物語っています。 実際、国連環境計画(UNEP)などの報告でも、アフリカではごみの約9割が適切に廃棄されておらず、96%がリサイクルされていないと指摘されているそうです。(参考)このまま放置すれば、土壌や大気、海洋の汚染から生態系の破壊に至るまで、地球規模の深刻な環境危機を引き起こす可能性があるため、国を挙げた早急な対応が迫られているのです。

2. プラスチック依存が脅かす「水の安全保障」

2つ目の理由は、人々の命に関わる「水の安全保障」問題です。例えばセネガルをはじめとする多くのアフリカ諸国では、手軽な飲料水としてビニール製の水用パウチ(サシェ水)が広く流通しています。 このサシェ水市場が無秩序に拡大し放置されれば、深刻な環境汚染を引き起こすだけではありません。サシェ水が安価で手軽な「商品」として広く流通することで、水の需要はサシェ水に集中してしまいます。その結果、本来、公的な責務として整備されるべき給水インフラへの投資や関心が後回しにされてしまうのです。水が「購入するもの」という認識が定着してしまえば、結果として、公共財であるはずの水への「普遍的なアクセス」という目標が遠のき、市民が持続的かつ平等に水を得る権利そのものが脅かされることになります。こうした危機感から、セネガルの首都ダカールなどでは代替策として自動給水器の普及が徐々に進められるなど、水問題とプラスチック問題を紐付けて解決しようとする動きが加速しています。(参考)

⬆︎水用パウチ(イラストAC)

3. 日常生活に潜む「直接的な健康被害」への強い懸念

3つ目の理由は、現地の生活習慣に直結した健康への強い危機感です。アフリカでは露店でご飯やおかずの量り売りを買う文化が根付いていますが、その際、熱いご飯やソースを直接ポリ袋に入れることが頻繁にあります。 この時、熱によってポリ袋が溶け出し、食べ物に有害物質が混入することが懸念されています。将来的な環境保護だけでなく、今を生きる人々の健康に直結する可能性も懸念されているのです。

【リアルな問題】プラスチックごみが脅かす、人命と動物たちの生命

アフリカ諸国が脱プラスチックを急ぐ背景には、単に「将来的な環境破壊への懸念」だけでなく、現在進行形で人命や家畜の命が奪われているという切実な現実があります。机上の論理では測れない、現地で実際に発生している2つの深刻な問題を紹介します。

1、家畜の死亡原因の7割が「ビニール袋の誤飲」に(モーリタニア)

西アフリカのモーリタニア回教共和国の首都では、信じられない事態が起きています。現地で人々の生活や経済を支える大切な存在である牛や羊といった家畜ですが、その死亡原因の約70%が「街中に散乱したビニール袋の誤飲」によるものと推定されているのです。 インフラが脆弱でごみ収集が機能していないため、動物たちが草と一緒にプラスチックを食べてしまい、胃や腸に詰まって命を落としています。これは畜産業に従事する人々にとって、経済にも深刻な影響を及ぼしています。(参考:BBC)

2、ごみ詰まりによる「人為的洪水」で毎年数十人が犠牲に(コンゴ民主共和国)

さらに深刻なのは、人間への直接的な命の危険です。コンゴ民主共和国では、適切に処理されずポイ捨てされた大量のプラスチックごみが、河川や都市の下水道を文字通り「完全閉塞」させています。 その結果、雨が降るたびに排水機能が破綻し、急激な洪水が発生。このプラスチックごみ由来の洪水によって、毎年数十人もの住民が命を落とすという痛ましい出来事が起こっています。ポイ捨てされたプラスチックは、単なる景観の悪化にとどまらず、人命にも関わる深刻な問題を引き起こしています。(参考)

⭐️ポイント⭐️ーゴミ問題に関してー環境問題となると、「生産時のCO2排出量」に注目が集まりやすいです。製品が完成するまでのCO2排出量だけを比較すれば、例えばポリ袋は圧倒的に「効率的」に見えます。ポリ袋: 製造時の排出量は1.6kg(車で6km走行分)。紙袋: 製造時の排出量は5.5kg。布バッグ: 製造時の排出量は約272kg。これだけを見ると、「布バッグを使うのは逆に環境に悪いのではないか?」という疑問がわくかもしれません。利用回数で割った場合、紙袋なら3回、布バッグなら131回以上繰り返し使うことで初めて環境負荷がポリ袋を下回るという計算も存在します。しかし、私たちはここで「何が真の危機なのか」を履き違えてはいけません。 私たちが直面しているのは、生産時のCO2問題だけではなく、それ以上に深刻な「使い終わった後のゴミ処理問題」なのです。ポリ袋は、耐熱性と不溶性の特徴を持ち、自然界では非常に分解されにくく、長期間環境中に残ります。一方で、紙袋は約90日で、布バッグの大部分も数ヶ月で自然に還ります。インフラが整っていない地域において、分解されにくいプラスチックは「環境を悪化させるゴミ」として慢性的な課題になっています。特にアフリカという地域においてその問題は先ほどの「【リアルな問題】プラスチックごみが脅かす、人命と動物たちの生命」で取り上げたような、「目に見える実際の被害」を引き起こしているのです。(参考:Which bag should you use?)

実際の法案はどんなもの?

①バングラデシュの法律を紹介

世界で初めてプラスチック規制に踏み切ったバングラデシュの法案や取り組みについて見ていきましょう。ポイントを4つに分けて考えてみました。(参考:bangladeshs-plastic)

世界初の使用禁止法: 2002年に世界で初めて、使い捨てプラスチックやポリエチレン(ポリ袋)の製造・使用を規制する法律を導入しました。

段階的な規制強化: 食料品購入用の使い捨てポリ袋の禁止をはじめ、官公庁での使い捨てペットボトル使用中止や、17種類のプラスチック製品を使い捨てとして指定・規制しています。

厳格な罰則規定: 環境・森林・気候変動省(MoEFCC)が規制権限を持ち、違反者に対しては罰金や禁錮刑といった法的措置を科すことができます。

代替素材への移行推奨と義務化: 使い捨てプラスチック製品の代わりに、ガラス製品やその他の再利用可能な素材を使用するよう政府が積極的に推奨しています。また、一部の品目において生分解性の※ジュート袋の使用を義務付けている法律もあります。しかし、監視体制の不備や需要に見合うジュート袋の供給不足のため、この法律は事実上機能していないという現状もあります。

②ルワンダの法律を紹介

今度は、ルワンダの法案のポイントを4つに分けて考えてみました。

規制対象の拡大: 2019年の法改正により、レジ袋だけでなく、ストロー、食品容器、カトラリー、ボトルなどの使い捨てプラスチック製品の製造・輸入・使用・販売が禁止されました。

例外規定:※ 家庭用コンポスト可能なプラスチック製品や織布ポリプロピレン製品などは規制の対象外とされています。

生産者の責任: メーカーや小売業者には、使用済みプラスチック製品の回収・分別およびリサイクル工場への引渡し体制の構築が義務付けられました。また、輸入品に対する環境税も規定されています。

政府の姿勢: 政府は製造業者からの猶予期間( 小売業者3ヶ月、国内の製造業者2年間)延長の要請を拒否するなど、禁止措置の確実な実施に対して強い意志を示しました。

※ジュートとは💡「ジュート」とは、麻の一種の繊維です。天然素材のため、焼却しても有害物質が発生せず、土に埋めればバクテリアによって分解され自然に還ります。強度が高く、耐水性、保湿性も備えています。ジュートが光合成で吸収するCO2の量は、一般的な樹木の約5〜6倍といわれていて、農薬や化学肥料が不要です。100日ほどで収穫できるほど生育が速く、短期間での安定供給が可能です。熱帯気候で育つ植物なため、バングラデシュやインドで栽培が盛んです。しかし熱帯地域では、頻繁な洪水、気温の急上昇、降雨パターンの変化など、気候変動の悪影響を受けています。これらの課題は、バングラデシュなどで持続可能なジュートの安定供給を妨げることとなりました。(参考:hansokuhin、sciencedirect)

※家庭用コンポスト可能とは💡「家庭用コンポスト可能」とは、その製品が家庭環境下で「堆肥(コンポスト)」になれる素材であることを意味します。コンポストとは、生ごみや落ち葉などを微生物の働きを利用して発酵・分解させ、堆肥に変える方法です。この「家庭用コンポスト可能」な製品は、同様のプロセスを経て微生物によって分解され、最終的に土壌へと還ることができるため、通常のプラスチック製品のように自然界に残り続けることがなく、環境への負荷が低い代替品として認められています。(参考:compost)

実際にルワンダに行ってみて

私がルワンダに渡航した際にはどこのホテルにもペットボトルがありましたが、現地に住んでいる友達は普段はペットボトルを買わず、お店で水を自分のボトルに入れていると言っていました。確かに、スーパーにはお水をくむ給水地のような場所がありました。料金は有料で、500mlペットボトル(約1,000フラン)に対して20Lタンク給水(約20,000フラン)では1Lあたりの単価が半分の1,000フランとなり、マイボトルやタンクでの給水の方が安く抑えられます!しかしルワンダに住んでいた友達はマイボトルが漏れやすいことなどから結局ペットボトルを買ってそれを水筒代わりに使ってたとも言っていました、、。ルワンダの国立公園ではプラスチックのペットボトルが持ち込み禁止でした。またお店でプラスチック袋をもらうという選択肢がなかったという記憶もあります。

終わりに

今回大きなテーマとなったゴミの処理問題は環境問題において重要なポイントだと感じます。本当に適切に廃棄できる場所があるのか、それを使用した後、どう処理できるのか。人に与える「安全」はもちろん、「環境」の面からも適切に判断して生産、使用、時には規制する必要があると感じました。アフリカは実際にゴミに関する課題があるからこそ急いで対策をしているのかもしれません。しかし世界全体で問題に気づいてから(実際に被害を受けてから)対処するのでは遅いと感じます。被害を目の当たりにする前にいかにその実態を理解し、対処するか、この力が問われていると感じました。

参考

https://unctad.org/meeting/building-west-african-plastics-governance-architecture

https://blog.interwaste.co.za/know-waste/africa-leaders-in-plastic-bag-prohibition

https://www.unep.org/news-and-stories/story/kenya-announces-breakthrough-ban-plastic-bags #:~:text=In%20Africa%2C%20Rwanda%20and%20Morocco,measures%20in%20the%20coming%20weeks.

https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2019/0101/820e6f02ed651777.html

https://unctad.org/system/files/non-official-document/ditc-ted-12042023-Single_Use_Plastics_Report_2023-3.pdf

https://www.aljazeera.com/video/2018/10/2/the-deadly-cost-of-dr-congos-pollution

https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0265167

https://www.unep.org/news-and-stories/story/rarely-told-story-widely-used-water-sachets

https://www.oecd.org/en/publications/global-plastics-outlook_aa1edf33-en.html

https://wedocs.unep.org/rest/api/core/bitstreams/79b73273-3fda-49d1-b6d9-8ee72e86fa78/content

https://www.mitax.co.jp/radio_2017/plastic-bag-law/radio20171006/

https://ourworldindata.org/plastic-pollution

https://unctad.org/system/files/non-official-document/ditc-ted-12042023-Single_Use_Plastics_Report_2023-3.pdf

↓記事はこちらから
https://www.pickup-africa.com/p-u-a-2026-vol34/

こんにちはPick-Up!アフリカです!☺️ みなさんは『プラスチックの海』という…

【新着記事:【在住者が語る】セネガルのお家ってどんな感じ?水道・電気などのインフラ状況もご紹介】今回は、セネガル都市部の家について、私の住んでいる街カオラックを例に紹介します!観光で行く方も必見です!セネガルではホテルがあまり見つからず、代...
21/07/2026

【新着記事:【在住者が語る】セネガルのお家ってどんな感じ?水道・電気などのインフラ状況もご紹介】

今回は、セネガル都市部の家について、私の住んでいる街カオラックを例に紹介します!観光で行く方も必見です!セネガルではホテルがあまり見つからず、代わりに民間の家を利用したAirbnbが広く普及しています。今回の記事は、もしAirbnbに泊まることになったら絶対役立つ情報が満載なので、最後までお楽しみください!

カオラック市の基本情報

カオラック市はカオラック州に属する都市です。

カオラック州:赤く塗られたエリア全体

カオラック市:薄いピンク色に塗られたエリア

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Kaolack_region

人口

人口は統計によってズレがありますが、約29万〜41万人とされています。セネガル内で5番目に人口が多い都市として知られており、日本における福岡市や札幌市のような立ち位置です。 出典:Kaolack (Commune, Senegal) - Population Statistics, Charts, Map and Location Largest Cities by Population in Senegal (2025)【全国の市】人口ランキング・面積ランキング・人口密度ランキング)

気温

カオラックは非常に暑いことで有名です。最も暑くなる4月の平均最高気温はなんと39.4度!日中は外に出たくなくなる気温になることが多いです。出典:WeatherSpark (Average Weather in Kaolack)

産業

海水が流れ込むサムール川沿いに位置しており、製塩産業が盛んです。

(奥に見える白い山は全て塩の山です。)

お家事情

カオラックの家は、多くがコンクリートでできた複数階建てです。そして屋上付きの直方体の形状です。日本に住んでいると当たり前のように感じますが、当たり前じゃないですよ、これ!カオラックは上述の通り人口20万人の大都市なので裕福な人が多く、コンクリートの家に住むことができています。しかし、20分バイクに乗って郊外に行けば、茅葺き屋根の狭い平屋は普通に見かけます。日本では絶対見かけない形状なので最初のうちはびっくりしていましたが、今ではむしろ、郊外にも関わらずコンクリートの建物があるのを見かけると二度見してしまい、「相当な金持ちなんだろうな~」と想像するようになりました笑。

(これが私の部屋のあるマンションです。きれいですよね!)

(家の窓から撮った写真。屋上は洗濯物を干すスペースになっていることが多いです。)

(こちらが地方の典型的な家のスタイルです。壁はレンガを土で固めたもので、屋根は茅葺き(自家製)です。)

屋上は、洗濯物を干せる共有スペースになっていて、ヤギやヒツジなどの家畜を屋上で飼っている家もあります。排水溝があまり見つからず、排水設備が整ってないように見えたので、もうすぐ始まる雨季が心配です、、、涙。

階段は、段の高さが違うことがあるので要注意です。気を抜いていると、思っていたより高い・低い段に転ばされます(経験済み)。

(1.5Lのペットボトルを置いて比べてみました。左は上の方まで段がある一方、右は半分くらいの高さで段が終わっています。この階段に何度もつまずいてました笑)

余談ですが、セネガルでの階の数え方は、Grand floor(日本の1階)→1階(日本の2階)→2階(日本の3階)、、、です。したがって、私の部屋は実質4階なものの、セネガル呼びだと3階に位置します。会社にいる日本人同士では日本の階数表記に従い、現地メンバーと話す時はGrand floorに始まるセネガル流で呼んでいます。ややこしいですね、、、。

インフラ事情

水道

カオラックの水道水は塩分を含んでいます。近くの塩分を含んだ川から水を引いている、且つ上水道が十分に整っていないためだと思われます。(※ダカールの水は、塩っ気はなかったです!)ただ、どこの水道水にしても、そのまま飲むことはできません。私の場合、少量なら問題なく、料理に使われてもお腹を壊すことはないのですが、整備が不十分な上水道の中で菌が繁殖している可能性を考え、大量に摂取するのは避けています。街には水を10L~20Lの大きな容器で売っている店がたくさんあるので、私も、現地の人も飲み水はそこから買っています。地方に行くと庭に蛇口があり地下から水を引いている姿も目にしますね。井戸なのでしょうか、、?気になった方は現地で確認してみてください😊

ちなみに、下水道は上水道よりも整備されていないです、、。トイレは水洗で(おそらく)地中の配管につながっていると思うのですが、街にところどころ異臭を放つ排水溝があり、雨が降ると街全体がほんのり臭いです。

また、カオラックの水は1日の中で時間によって温度が変わります!温度調節はできず冷水が出るですが、上水道が地表or地中の浅いところを通っていることが理由です。日が出ている間は、水も熱せられてぬるま湯(温水プールくらい)になります。早朝と夜は、水が冷えたまま運ばれてくるので冷水(日本の水道水と同じくらい)です。

電気

セネガルの照明あるあるなのですが、全体的に部屋の照明が暗いです笑。もう慣れましたが、最初は不気味でした、、。日中は太陽のおかげで屋内もだいぶ明るくなるのですが、夜はパソコンの照度をほぼ最低にまで落としても問題ないくらい暗いです。目が悪くなりそうですね、、、涙。

セネガルにあって日本にないのが、紫やピンク、青といった照明です!レストランや一般の家など幅広い家屋で使われています。正直暗いなとは思うのですが、おしゃれなんでしょうか、高級レストラン・高級住宅になるほどカラー照明の確率が高いように感じます。

(近くの小さめなレストランの電気は紫でした!)

また、セネガルでは停電が多いです。計画停電などではなく、突発的に電気が途絶えます。頻度も停電の長さも時間帯も日によってバラバラで、停電が起こらない日もあれば、日中に5回短めの停電が起こる日、夜に1時間近く停電している日など様々です。ガスも水道も電気とは関係なしに動くのでそこまで困らないのですが、WiFiが使えないのが何より困ります、、。オンラインミーティングが途中で切れる、ドキュメントの編集内容が一部保存できていない、ワールドカップをパソコンで見ていてもいきなり通信が途絶えるなど、様々な被害に遭ってきました涙。停電の間は何もできないので、会社のメンバーは談笑タイムに入ります笑。

セネガルの電気は日本と違いプリペイド式なことがあります。日本では使った分だけ翌月に請求が来るシステムな一方、セネガルの場合は先に使用量分のお金を払い、足りなくなったらオンラインで購入する、というシステムです。スマホのデータ料金支払いと同じシステムですね。だいたい1か月単位で購入するそうです。たまに電気メーター(写真参照)がピーピー鳴るのですが、残量が残り少ないことを伝えてくれているだけなので驚かなくて大丈夫ですよ!

終わりに

今回はセネガルの生活(都市部)について紹介しました!家の造り、水道設備、電気の観点に絞りましたが、実際に暮らしてみると、窓が大きい、天井が高い(3mほどの高さです)、ハエが多いが網戸がない(ことがある)などなど、書き切れないほどたくさんの発見があります笑。いつか記事にできればいいと思っていますが、実際にセネガルに来ることがあれば、そのような発見も含めて楽しんでいただけると良いのかなと思います!

↓記事はこちらから
https://www.pickup-africa.com/senegal_life_blog_4/

今回は、セネガル都市部の家について、私の住んでいる街カオラックを例に紹介します!観光で行く方も必見です!セネガ…

【新着記事:【日本の常識が覆る】ルワンダの教会は爆音、合唱、オークション!?】こんにちは、Pick-Up!アフリカです!☺️今回は、私がルワンダに渡航した際に大きな衝撃を受けた「ルワンダの教会」の様子をご紹介します!最後までお読みいただけれ...
18/07/2026

【新着記事:【日本の常識が覆る】ルワンダの教会は爆音、合唱、オークション!?】

こんにちは、Pick-Up!アフリカです!☺️

今回は、私がルワンダに渡航した際に大きな衝撃を受けた「ルワンダの教会」の様子をご紹介します!最後までお読みいただければ幸いです。

去年の夏、「日曜礼拝がある」ということでルワンダの教会にお邪魔しました。私自身はクリスチャンではないのですが、祖母がクリスチャンということもあり、幼い頃から日本の教会に足を運ぶ機会は多かったです。

なので、ルワンダの教会にも日本の教会のイメージを勝手に重ね合わせ、同じような雰囲気なのだろうと予期していました。しかし、実際にルワンダの教会を訪れてみて、日本とのギャップにかなり衝撃を受けました……!🫢

一体、何がそんなに違うのでしょうか? 実際の経験を元に紹介していきます!

まずは、ルワンダ国内での宗教の割合を調べて表にまとめてみました。

ルワンダの宗教割合(2026年度、参考値)

参考:World Population Review - Rwanda Religion

(ここで示すプロテスタントは、「英国国教会、バプテスト派、メソジスト派、聖公会、福音派キリスト教会、ペンテコステ派、セブンスデー・アドベンチスト」など。)

データを見ても、プロテスタントが半数以上を占めていることがわかりますね!今回は、このルワンダで主流となっているプロテスタントの教会を訪れました。

衝撃の体験談:ここって、ライブ会場ですか?

今回、私を含めた数人の日本人と、付き添ってくれたルワンダ人の学生3人と共に教会へ向かいました。

目的地に到着して、一番に思ったことは、

「え、ここって本当に教会!? ライブ会場と間違えてない!?」 でした。

教会の前には大勢の人たちが集まっていて、その賑わいはお祭りのよう。そして、建物の外にいても、中から流れる音楽がはっきりと聞こえる様子は、まさにライブ会場そのものです。私がこれまで抱いていた「静かで厳かな教会」のイメージを覆す入り口に、胸のドキドキと興奮が抑えられませんでした。

↑教会前の様子

実際に中に入ってみると、改めてその大音量にびっくり!

牧師さんを中心に、スピーカーから流れる大音量の音楽に合わせて皆で歌を歌っていたのですが、その場にいる全員が作り出す音楽には、教会全体を包み込むような凄まじい一体感があり、本当に感動しました。

現地の方々も、突然やってきた私たちをニコニコしながら温かく受け入れてくれました。

熱のこもった圧巻の説教と、温かい「褒め合い」の時間

歌が一段落つくと、いよいよ牧師さんの※説教の時間が始まります。

ルワンダの学生に少しずつ翻訳してもらいながら耳を傾けたのですが、驚いたのはその圧倒的な語り口調。

まるで政治家の熱い演説のようにエネルギーに満ちあふれており、言葉の一つひとつに魂がこもっていました。何かを強く訴えかけ、心に直接語りかけてくるような、まさに「魂の叫び」という表現がぴったりな時間でした。

説教の後に始まったのは、「村で良いことをした人をみんなで称え合う時間」。

名前を呼ばれた数人が前に立つと、牧師さんが「この人はテストで良い点を取りました!」などと発表します。すると、周囲からは「イェーイ!」と大歓声が上がります。

「何か良いことがあったのは神様のおかげだ」と感謝しつつ、みんなで村の仲間を褒め合う様子は、本当に温かい空間でした。

そして、節目節目で再び始まる「歌」の時間。牧師さんがマイクを持って歌い出すのですが、とにかく歌が上手すぎる……!😳

最後まで、まるで本物のライブに来ているかのような感覚が続きました。

※説教とは 💡説教(せっきょう)とは、キリスト教において、牧師や伝道者が聖書の言葉や教義を会衆に向けて口頭で説き明かすことを指します。特にプロテスタント教会においては、礼拝の最も中心的な要素(布教・信仰指導の方法)の一つとされています。多くの教会では、毎週の日曜礼拝(主日礼拝)の中で牧師による聖書の解説とメッセージ(説教)が行われます。

突然始まる、まさかの「競り(オークション)」!?

ひとしきり盛り上がって落ち着いてきた頃、今度はなんと「競り(オークション)」が始まりました!

おそらく、お布施や募金の代わりなのだと思います。

一人の人が野菜や果物をみんなに見えるように大きく掲げると、参加者たちが思い思いに声を上げて値段を競り上げていきます。

なんと、生きている鶏まで競りにかけられていたのには本当に驚きました!🫢

↑突然始まった鶏の「競り」

現地の人々にとっての「教会」の意義

日本は特定の信仰を持っていない人が半数以上を占めるため、規模に差が出るのは当然かもしれませんが、それにしてもルワンダの教会の参加者の多さには圧倒されました。

村のほとんど全員が参加しているのではないかと思うほどの規模で、まさに地域を挙げた大祭りのようでした。

小さな子どもたちは外でのびのびと遊び、大人は中で説教を聞いている。外の様子はまるで幼稚園の園庭のようで、とても微笑ましい光景でした。「こういう環境があれば、子育てもしやすいだろうな」と感じました。

みんなで集まって近況を話し合い、神に感謝を捧げる――。この教会のコミュニティは、間違いなく彼らが生きる上での大きな支えになっています。

ルワンダには、1994年に起きた※トゥチに対するジェノサイド(ルワンダ虐殺)の記憶がまだ鮮明に残っている人がたくさんいます。

お話を伺う機会があった一人の女性は、当時、この悲劇を生き抜いた方で、このように語ってくれました。

「信仰が私を助けてくれた。一度は生きる希望を失ってしまったけれど、信仰があったからこそ、こうして今を生きていくことができている」

過去に言葉にできないほどの壮絶な経験をし、今もなおその苦しみや葛藤と共に生きているルワンダの人々にとって、「信仰」とは大きな救いであり、明日へ向かう「生きる希望」そのものなのかもしれません。

私が教会で肌で感じたあの熱気は、まさに彼らの「生きるパワー」が溢れ出たものだったのだと気づかされました。

↑教会の外に居た子どもたちの様子

※ルワンダ虐殺の名称について 1994年のルワンダにおける大量虐殺は、日本では「ルワンダ虐殺」と呼ばれることが一般的です。一方でルワンダ側の名称変更による決議案によって、国連は2018年、追悼の国際デーの名称を「1994年のルワンダにおけるトゥチに対するジェノサイドを考える国際デー」とする決議を採択しています(参考)。

終わりに

ルワンダの教会を訪れてみて、アフリカの素晴らしさはやはりこの「圧倒的なコミュニティの力」にあると強く実感しました。

当たり前ですが、人間は一人では生きていけません。人生で本当に大切なことは、やはり「人と人との繋がり」の中にあります。「支え合ってみんなで生きる」ことを体現し、繋がりを何よりも大切にするルワンダの教会の姿は、現代の私たちが忘れかけている大切なことを思い出させてくれる、そんな素敵な場所でした。

↓記事はこちらから

こんにちは、Pick-Up!アフリカです!☺️ 今回は、私がルワンダに渡航した際に…

【新着記事:【密輸問題・麻薬問題編】墓から人骨を掘り起こす…?アフリカの深刻な薬物問題】こんにちは、Pick-Up!アフリカです!(^^)今回は「密輸問題」ラストになります。今まで「野生生物」「鉱物資源」と続けて問題を取り上げました。まだ読...
17/07/2026

【新着記事:【密輸問題・麻薬問題編】墓から人骨を掘り起こす…?アフリカの深刻な薬物問題】

こんにちは、Pick-Up!アフリカです!(^^)

今回は「密輸問題」ラストになります。今まで「野生生物」「鉱物資源」と続けて問題を取り上げました。まだ読んでいない!という方がいましたらぜひ合わせて読んでいただきたいです。

突然ですが、みなさんは「人骨を混ぜた麻薬」が猛威を振るい、国家非常事態宣言が出された国があることをご存知でしょうか?

それは、西アフリカにあるシエラレオネ共和国、そしてリベリア共和国での出来事です。両国では近年、安価で極めて中毒性が高い合成薬物「クッシュ(Kush)」が爆発的に蔓延していると言われています。(参考)

街角には、クッシュの乱用によって手足が痛々しく腫れ上がり、意識を失ったように座り込む若い男性たちの姿があふれています。さらに恐ろしいことに、この薬物の成分には「人間の骨」が含まれているのではないかという噂(一説には製造過程の化学物質の代用とも言われています)から、中毒者たちが墓を暴いて人骨を盗み出す事件が多発。政府が墓地の警備を強化せざるを得ないという、文字通り世紀末のような事態に陥っているのです。(参考)

なぜ、これほどまでに凄惨な薬物危機が広がってしまうのか?

その実態を探っていきましょう!

1、主にどんな薬物があるの?

オピオイド類、コカイン、アンフェタミン類、エクスタシーなど。これらはほとんどのアフリカの地域で法律により規制されています。

しかし大麻に関しては南アフリカ、マウライ、ザンビア、ジンバブエ、ガーナ、モロッコ、ルワンダ、ウガンダ、レソトで医療、または輸出目的で合法化されています。(参考)

↑大麻が合法化されている国々

懸念される公衆衛生のリスクと社会的コスト

合法化は社会に重大な代償を支払わせるという強い懸念も存在します。

(BBCの記事を元に解説しています。)

「巨大タバコ企業」の出現と商業化の波

すでに民間持株会社や金融機関は、大麻関連ビジネスに数百万ドルの創業資金を投じています。「大麻版スターバックス」を目指す動きや自動販売機の出現など、急激な商業化が進んでいます。特に、子供向けキャンディーを模した大麻入り食品(エディブル)の流通により、子供の救急外来受診件数が増加するという実害が生じています。

入手性の向上による使用量の増加 

合法化によって入手しやすくなり価格が急落すれば、消費量は一気に増加する可能性が研究で示されています。

脳への悪影響と依存症

大麻は精神病や統合失調症の一因となるほか、一度でも使用した子供の6人に1人が依存症に陥り、18歳未満で喫煙を始めた人のIQ(認知機能)を不可逆的に低下させることが分かっています。さらに、急性酩酊状態での運転は、致命的な交通事故のリスクを大幅に高めます。

医療用大麻の厳格化とこれからの課題

大麻に含まれる化合物が、HIV/AIDS、多発性硬化症、がんなどの疾患の症状に対して治療効果を持つといういくつかの証拠があるのは事実です(参考)

しかし、これらを「医療用大麻」として扱うのであれば、一般投票や州議会の承認ではなく、他の医薬品と同様に厳格な試験などを経て、安全性と有効性を評価すべきだという意見が強くあります。また、中央規制された薬局のみで調剤されるべきだとされています。

2、麻薬使用者は実際にどのくらい?

実際アフリカではどのくらいの人が麻薬を使用しているのでしょうか。

『2023年薬物の蔓延状態に関する国連の報告書』から、アフリカの部分のみを引用して以下にまとめてみました。

1. 薬物ごとの内訳

2. 使用者数の合計値

推定使用者数

約 8,518 万人(10.10%)

推定下限値

約 5,041 万人(5.97%)

推定上限値

約 1億 2,319 万人(14.60%)

アフリカのスラム街では正確な人口統計もできていません。そのような状況で統計されるアフリカの麻薬使用者数ですから、1億人以上という最大の見積もり数も現実味を帯びてきますね。

3、地域ごとの麻薬の流入

近年の研究や国連薬物犯罪事務所(UNODC)の報告によると、アフリカでは地域ごとに異なる麻薬の流入・蔓延が確認されており、状況は深刻化しています。

西アフリカ(コカインの急増): 2010年代以降、南米などからのコカインが大量に流入する中継地となり、治安悪化の要因に。

東アフリカ(オピオイドの急増): こちらも2010年以降、ヘロインなどのオピオイド密売の急増が確認され、警鐘が鳴らされる。

北・西アフリカ(合成麻薬の蔓延): トラマドールなどの合成麻薬の密売と乱用。

国連の報告書では、増加の原因を以下の二つの仮説から考察しています。

1、取り締まりの効率が上昇し、単に報告される件数が増加した

2、実際に取引の数が増加した

どちらが正解とはっきりとは言えませんが、これらに対抗するため、アフリカ連合(AU)は2019年に「麻薬対策行動計画」を採択し、需要と供給の両面からの削減に乗り出しています。

4、薬物による被害(シエラレオネやアフリカ諸国が直面する現実)

発展途上国、特に今回のクッシュの危機に直面するシエラレオネなどの国々において、薬物乱用の拡大は単なる個人の健康問題にとどまりません。

実際に薬物の密輸が蔓延するとどのような被害が発生するのでしょうか。

国家を圧迫する「経済的コスト」と「生産性の低下」

薬物乱用の増加は、発展途上国の限られた国家予算を大きく圧迫します。具体的には、以下の分野で莫大なコストが発生します。

法執行・司法の負担: 取締り(警察)や裁判所、刑務所の維持・運営費の増加。

医療費の増大: 薬物依存に伴う病気、救急外来の受診、早すぎる死への対応。

労働力の損失: 失業と薬物乱用には強い相関関係があり、職場での事故や効率低下によって、国全体の経済生産性が大きく損なわれます。

コミュニティの安全を脅かす「犯罪の増加」

薬物は、地域社会の治安を急速に悪化させる起爆剤となります。

組織的な暴力: 密売組織(カルテル)同士の縄張り争いにより、激しい暴力抗争が発生します。

生活犯の急増: 依存症患者が薬物を購入する資金を得るために、窃盗、強盗、売春などの犯罪に手を染めるケースが後を絶ちません。

結果として、地域住民の安全な暮らしが根底から脅かされることになります。

「貧困」以上の破壊力を持つ「家族の崩壊」

薬物乱用は、社会の最小単位である「家族」をバラバラにします。

UNRISD(国連社会開発研究所)と国連大学がメキシコで行った調査では、「薬物使用は、貧困そのものよりも強く家族の崩壊と相関している」という事実が明らかになりました。家族の支えを失ったコミュニティでは、薬物問題がさらに悪化するという悪循環が生まれています。

未来を奪う「教育への影響」と若者の悪循環

最も深刻なのは国の未来を担う「若者」への影響です。国連薬物犯罪事務所(UNODC)も18〜25歳が違法薬物の使用が最も多い層だと指摘しています。この時期の若者は、好奇心や自己肯定感の低さ、仲間からの圧力に影響されやすいだけでなく、高い貧困や経済悪化、それに伴う失業や教育不足といった社会経済的課題から、落胆や現実逃避の慰めとして薬物に依存しがちです。さらに、安価な薬物の入手しやすさといった環境的要因に加え、家庭での保護者の監督不十分や、家族に薬物乱用者がいるといった身近なリスクも重なることで、若者たちは教育や未来の機会を奪われる残酷な負のスパイラル(悪循環)へと囚われてしまいます。

このように、薬物によって教育の機会と健全な精神が奪われることで、結果として若者たちは貧困から抜け出すチャンスさえも失ってしまいます。

5、なぜアフリカが狙われる?張り巡らされる「密輸ルート」の正体

近年、アフリカが世界的な麻薬密輸の「巨大な中継地(ハブ)」と化している背景には、国際的な麻薬組織の戦略転換と、アフリカ諸国の政情不安があります。

もともと南米のコカイン取引業者は、北米市場での需要低迷やメキシコの麻薬カルテルの台頭、カリブ海ルートの封鎖といった壁に直面していました。そこで彼らが目をつけたのが、西アフリカの脆弱な法制度や、既存の密輸ネットワークだったのです。南米から西アフリカへ、そしてそこから欧州やアジアへと流れる新たな巨大ルートが形成されていきました。

現地では、主に以下のような密輸網(サプライチェーン)が機能しています。

北部ハブからの「2大分岐ルート」 ギニアビサウ、ギニア、モーリタニアなどの湾岸部から陸揚げされたコカインは、内陸部で主に2つのルートに分かれて北上します。

ショートルート: マリのキダルを経由して、アルジェリアへと運ばれるルート。

ロングルート: ニジェール北部からチャドを経由し、エジプトやスーダンへと抜けるルート(ニジェールのアガデスからの密輸もここで合流します)。

中東・欧州への玄関口「エジプト」 エジプトには、東部アフリカから運ばれてきた麻薬だけでなく、タバコなどの様々な非合法商品が集結します。ここはヨーロッパ、中東、アジアへと繋がる一大アクセスポイントとなっています。

無政府状態が生んだ「リビア・ハイウェイ」 さらに深刻なのが、2011年のカダフィ政権崩壊以降、事実上の無政府状態に陥っているリビア南部です。この法の空白地帯を突き、リビアを堂々と北上する新たな密輸ルート「リビア・ハイウェイ」が誕生し、主要な密輸網として機能してしまっています。

麻薬密輸業者たちは、国家の混乱や取り締まりの緩さを巧みに利用し、裏社会のインフラを拡大し続けているようです。(参考)

↑密輸ルートにされている主な国々

6、国際社会の取り組み

麻薬密売の恐ろしさは、単なる依存症患者の増加にとどまりません。国内外の犯罪組織が現地に根を下ろし、テロ組織の資金源になるなど、地域および国際社会の安定を揺るがす「安全保障上の脅威」となっている点です。

「アフリカが犯罪組織のセーフヘブン(安全な避難所)になる」という危機感から、以下のような国際的な法執行・犯罪対策プログラムが動いています。

EUのグローバル違法フロープログラム(GIFP)

UNODCのコンテナ管理プログラム(CCP)

これらは主に、西アフリカの港湾などに到着する大量のコカインを水際で検出・摘発することを目指しています。また教育の分野では、2018年に国連薬物犯罪事務所(UNODC)が西アフリカ初の薬物依存症学の学位課程の設立を支援し、西アフリカの大学で薬物問題に関する授業を開講しました。

   

7、「証拠」がないという課題

問題が解決しないその背後には「対策の根拠となるデータが圧倒的に不足している」という深刻な課題が隠されています。

一見すると、危機の性質が特定され、国際社会が一致団結してデータ(密売量)を測定し、的確な診断と対策を下しているように見えます。しかし、ここに大きな落とし穴があります。「麻薬密売が真の脅威である」という強い印象に対し、それを裏付けるデータ(エビデンス)があまりにも脆弱なのです。

密輸という裏社会の性質上、アフリカにおける実態把握には以下の困難が伴います。

摘発・報告の不備: 密輸活動の大部分が摘発されず、公式に報告されない。

データの信頼性: 押収量や逮捕者数、作物の根絶データなどは不完全で問題が多い。

象徴的な例として、多くの注目を集める西アフリカでさえ、「人口レベルでの生産・密売・消費データが不足している」のが現状です。学生は話すことを恐れ、切実に必要な医療援助を求めることもできず、「大学生の薬物使用に関する情報はほとんどない」とも言われています。

8、なぜ薬物に頼ってしまう?

その背景には、貧困や格差社会への不満、そして政情不安などが隠れています。 例えば一部の地域では、軍が少年たちを都合のいい兵士に仕立て上げるため、意図的に薬物を与えて「破壊と殺戮以外は考えられない」洗脳状態に置くケースがあります。武力紛争に利用される子どもの95%が薬物に触れているとの証言もあります。(参考)

薬物の恐ろしさは、このように人間の自律的な思考力を奪う点にあります。

また、近年のアフリカでは経済的格差が急速に拡大しています。国内で流通する薬物には安価なものも多く、貧困や格差という過酷な現実から一時的に逃れるために、薬物に手を染めてしまう若者が後を絶たないのが現状です。

そして最も大きな問題として、教育の機会の不足があげられます。西アフリカの大学で薬物依存症に関する授業が開講したことは先ほど述べましたが、特に農村部では薬物に関する教育、そもそも「教育そのものへのアクセスの欠如」などが問題となっています。ミズーリ大学保健専門職大学院の准教授であるマジー氏の最近の研究で、

「地域社会とのつながりが希薄な若者は、特に教育機会が不足している地方において、薬物乱用などの危険な行動に走る可能性がはるかに高いこと」

を明らかにしています。

最後に

麻薬の密輸問題を調べる中、蔓延している地域の若者について記述された「人生を切り開いていくために必要なインフラが整備されていない」という言葉が目に留まりました。

ここでいうインフラとは、道路や水道などの公的設備だけではありません。何よりもまず、麻薬が人体や人生に及ぼす悪影響を正しく知るための「教育」そして麻薬のほかに夢中になれる「娯楽活動」や「未来への選択肢があるという意識」といった、若者の心と命を支える社会的なインフラも含まれるのだと感じます。

彼らに正しい教育や心のゆとりを届けるためには、そもそも国のシステムを食い荒らし、安価な薬物を国内に流入させている「密輸のルート(サプライチェーン)とその背景にある汚職」という根本原因の根絶が不可欠です。

これまで3回にわたり、アフリカにおける密輸問題について解説してきました。アフリカがいまだに発展途上国と呼ばれる背景には、こうした密輸がもたらす深刻な影があります。密輸が国家のシステムを腐敗させ、その腐敗がさらなる密輸を蔓延させるという悪循環。環境や人、国家の体制そのものに悪影響しか与えないこの問題の、変化や実体をこれからも見つめ続けていかなければなりません。

逆に言えば、この密輸問題が解決されたとき、アフリカはよりクリーンで住みやすい場所になるはずです。アフリカならではの地域のつながりを大切にした発展を遂げ、この地が持つ独特の素晴らしさがきっと浮き彫りになってくるでしょう。

https://wdr.unodc.org/wdr2020/field/WDR_2020_QA_regional_trends_3_KN_TP.pdf

https://www.bbc.com/news/world-africa-43961738

https://www.gov.za/documents/acts/cannabis-private-purposes-act-7-2024-english-sepedi-03-jun-2024

https://www.bbc.com/news/world-africa-68742694

↓記事はこちらから
https://www.pickup-africa.com/p-u-a-2026-vol32-2/

こんにちは、Pick-Up!アフリカです!(^^) 今回は「密輸問題」ラストになります。今まで「野生生物」「鉱…

【新着記事:2030年W杯に向けて沸き立つモロッコ!世界最大の巨大スタジアムと驚きの経済効果】こんにちは!Pick-Up! アフリカです。1930年の第1回大会からちょうど100周年という記念すべき節目に開催される2030年FIFAワールド...
17/07/2026

【新着記事:2030年W杯に向けて沸き立つモロッコ!世界最大の巨大スタジアムと驚きの経済効果】

こんにちは!Pick-Up! アフリカです。

1930年の第1回大会からちょうど100周年という記念すべき節目に開催される2030年FIFAワールドカップ。スペイン、ポルトガルとともに共同開催国として名を連ねるのが、北アフリカの雄・モロッコです。アフリカ大陸でのW杯開催は、2010年の南アフリカ大会以来、実に20年ぶりの快挙となります。

今回注目するのは、大会に向けたモロッコ国内の凄まじい熱気と準備状況です。本記事では、世界中から視線が注がれているモロッコでの試合予定や、急ピッチで進む新スタジアム建設の最新状況、そして国全体を底上げすると予想される莫大な経済効果について、現地の最新メディア報道を交えながら詳しくお届けします。

6つの開催都市

モロッコ国内では、カサブランカ、ラバト、マラケシュ、タンジェ、フェズ、アガディールの6都市が試合の舞台として予定されています。グループステージから決勝トーナメントにかけて、世界中からサッカーファンがこれらの都市に集結することが見込まれています。

モロッコはヨーロッパ各都市から直行便が飛んでおり、アクセスの良さが大きな強みです。

スペインのバルセロナからタンジェまではたったの2時間。格安航空を用いれば片道¥5,000を切ることもあります。

以下は、モロッコで予定されている6つの開催スタジアムの規模と現状をまとめた表です。

開催都市スタジアム名予定収容人数現状・計画カサブランカ ハッサン2世スタジアム115,000人新設(建設中)タンジェイブン・バットゥータ・スタジアム75,600人拡張工事中ラバトムーレイ・アブドゥラ・スタジアム68,700人大規模改修中フェズフェズ・スタジアム55,800人改修・拡張中アガディールアドラール・スタジアム46,000人改修中マラケシュマラケシュ・スタジアム45,860人改修中

(データ出典: 現地経済紙Médias24)

世界最大の「ハッサン2世スタジアム」と白熱する決勝誘致

数あるスタジアムの中でも、最大の目玉となるのがカサブランカ郊外のベンスリマンに新設される「ハッサン2世スタジアム(Grand Stade Hassan II)」です。フランス語の現地メディアであるHespressの報道によれば、このスタジアムの収容人数はなんと11万5,000人。完成すれば、改修を終えたスペインのカンプ・ノウ(約10万5,000人)をも凌ぎ、世界最大のサッカースタジアムとなります。

(出典:Populous and Oualalou + Choi hassan)

そのデザインは、モロッコの伝統的なベルベル人のテントからインスピレーションを得たもので、巨大な半透明の屋根が観客を日差しから守りつつ、自然光を取り入れる美しい設計となっています。現地スポーツメディアのLe360 Sportによると、2027年12月の完成を目指して地元の建設企業連合(SGTM/TGCC)が工事を落札し、急ピッチで作業が進められています。2026年半ばの時点ですでにスタンド部分の工事進捗率は約40%に達しており、その巨大な骨組みが姿を現していると伝えられています。

そして現在、共同開催国であるスペインとの間で静かな火花を散らしているのが「決勝戦の舞台をどこにするか」という問題です。英語版メディアのHespress Englishは、スペインのサッカー連盟が、モロッコのハッサン2世スタジアムに決勝戦を奪われるのではないかと強い危機感を抱いている様子を報じています。アフリカ大陸初となるワールドカップ決勝戦の開催は、モロッコのみならずアフリカ全体の悲願として、国を挙げての猛アピールが展開されています。

33万人の雇用創出と数千億円規模の経済効果

大会開催に向けた熱気は、スポーツの枠を超えてモロッコ経済にも莫大な恩恵をもたらそうとしています。フランス語の経済専門メディアMédias24は、W杯の開催がモロッコ経済に約28億ユーロ(現在のレートで約220億〜280億ディルハム)もの巨大な経済効果をもたらすと試算しています。大会期間中には約120万人もの外国人旅行者が訪れ、ホテルやレストラン、レジャー産業などで大きな消費が生まれる見込みです。

さらに注目すべきは、巨大な雇用創出効果です。同紙は準備期間から大会開催にかけて、建設業や観光業を中心に約33万5,000人(直接雇用22万5,000人、間接雇用11万人)の新規雇用が生まれると予測されています。特に、若年層向けに5万人の雇用枠が用意され、専門的な職業訓練が組み合わされる計画は、モロッコが長年抱える「若者の失業問題」という社会課題に対する力強い一手となっています。

インフラ整備もかつてない規模で進行中です。英字メディアのMorocco World Newsは国際通貨基金(IMF)の報告を引用し、モロッコ政府が2030年までにGDPの約12%に相当する予算を交通・観光インフラに投じると報じています。高速鉄道(TGV「アル・ボラク」)のマラケシュやアガディールへの延伸、主要空港のキャパシティ倍増、そして都市間道路網の整備など、その投資総額は約50億〜60億ドルに上ると推計されています。これにより、インフラ整備が牽引する形で2030年までにモロッコの実質GDP成長率が2〜3%押し上げられるという明るい見通しも示されています。

2030年大会が残すレガシーと未来

2030年のW杯は、モロッコにとって単なるスポーツの祭典ではありません。国のインフラを抜本的に近代化し、経済を新興国からさらに上の次元へと引き上げるための「巨大な跳躍台」として位置付けられています。2022年のカタール大会でアフリカ勢初のベスト4進出という快挙を成し遂げたモロッコ代表の活躍以降、「トレンド・モロッコ」として世界中から投資や観光の関心が集まり続けています。

世界最大のスタジアムのピッチで、アフリカ大陸初となるワールドカップ決勝戦のホイッスルが鳴り響くのか。大会に向けたモロッコの熱き挑戦と、それがもたらす驚異的な経済的・社会的変革から、2030年に向けて今後も目が離せません。

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こんにちは!Pick-Up! アフリカです。 1930年の第1回大会からちょうど100周年という記念すべき節目…

【新着記事:アフリカの感染症事情とは?なぜ多いのか・対策・現在の取り組み】アフリカには、マラリアやデング熱、エボラ出血熱など、世界的にもよく知られる感染症が多く存在します。適切な対策や対処を行わない場合、アフリカ渡航を十分楽しめないどころか...
16/07/2026

【新着記事:アフリカの感染症事情とは?なぜ多いのか・対策・現在の取り組み】

アフリカには、マラリアやデング熱、エボラ出血熱など、世界的にもよく知られる感染症が多く存在します。適切な対策や対処を行わない場合、アフリカ渡航を十分楽しめないどころか、最悪死に至る可能性があります。

この記事では、アフリカを取り巻く感染症の背景や、現在行われている公衆衛生上の取り組みについてわかりやすく解説します。

なぜアフリカでは感染症の課題が大きいのか

★脆弱な医療インフラと経済的要因★

アフリカは先進国に比べて公衆衛生インフラが非常に脆弱な地域です。世界銀行やWHO(世界保健機関)のデータによると、世界の人口1万人当たりの医師数は国によって最大56.7人に達する一方で、最小0.5人にとどまるなど大きな格差があります。また、貧困や医療体制の未整備により、サブサハラアフリカ(サハラ砂漠以南のアフリカ地域)における2023年の1人当たり医療費はわずか79.37米ドルにとどまっており、多くの人が十分な医療を受けることが難しい状況です。さらに、アフリカ疾病予防管理センター(Africa CDC)によると、公衆衛生インフラの不備や迅速診断テスト(臨床検査)の不足、医薬品の供給体制の弱さなども重なり、感染症の早期発見や治療が遅れる要因となっています。

★衛生環境の悪化と紛争・人口増加の影響★

感染症の拡大には、生活環境や社会情勢が大きく影響します。気候変動や貧困に加え、安全な飲料水や適切な衛生設備の不足が重なることで、コレラなどの水を介した感染症が広がりやすくなります。 さらに、戦争や内戦などの紛争が発生すると、インフラの破壊や避難民の増加によって感染症リスクが一気に高まります。実際に、スーダンやイエメンなど紛争の影響を受けた国々では、重要な指標となるワクチンの接種率(DTP3)が大きく低下しました。現在、低所得国においてワクチンを一度も接種していない「ゼロエーズ」の子どもたちの約30%(290万人)が、紛争の影響を受ける脆弱な地域に住んでいます。 また、人口増加も課題であり、Gaviの支援対象国では2024年の出生数が2019年と比べて250万人増加したため、より多くの子どもにワクチンを届ける必要が生じています

★野生動物や媒介生物による感染リスク★

人と動物の間で感染する人獣共通感染症が多くあり、その多くは野生動物に由来しています。特にアフリカでは、野生動物との接触機会が多いことや、蚊などの媒介生物が豊富であることから、感染症のリスクが高くなっています。

例えば、野生動物の肉の取り扱いが、サル痘やエボラ出血熱などの感染拡大に関与しているとされています。

動物と人の間で感染する「人獣共通感染症」や、薬剤耐性(AMR)といった新たな公衆衛生上の脅威も存在します。これらのリスクに対応するため、気候変動にも強い「One Health(ワンヘルス)」という包括的なアプローチの推進が求められています。

アフリカで感染可能性のある病気

データや各機関の報告において、アフリカ大陸内で監視や対策の対象となっている代表的な感染症には以下のようなものがあります。

・マラリア:マラリア原虫(Plasmodium)という寄生虫によって引き起こされる疾患。最も多い症状は発熱と悪寒で、適切な治療を医療機関でうけなかった場合最悪死に至る。

アフリカで非常に感染可能性の高い病気。

・黄熱病:黄熱ウイルスによって引き起こされる感染症で、主にネッタイシマカに刺されることで感染する。発熱や頭痛、吐き気などの症状が出た後、一度回復したように見えてから重症化し、黄疸や出血症状、腎不全を引き起こすこともある。致死率も20〜50%と高く、注意が必要な病気の一つである。

・エボラ出血熱 / エムポックス(サル痘):

アフリカ疾病予防管理センター(Africa CDC)が緊急事態として監視や情報更新を行っている感染症です。 エボラ出血熱は、エボラウイルスに感染した動物(コウモリ、霊長類など)や感染した人の体液から感染する感染症。過去にコンゴ民主共和国で大流行しました。治療が遅れると致死率が非常に高くなるため、突然の発熱、全身倦怠感、筋肉痛、頭痛、喉の痛みなどを感じた場合には、すみやかに医療機関を受診しましょう。

・麻疹(はしか) / ポリオ / コレラ:

大規模なアウトブレイク(感染爆発)を防ぐため、ワクチンの普及や備蓄が国際的に進められている疾患です。

その他にも、以下のような病気に感染する可能性があります。

炭疽症

鳥インフルエンザ

チクングニア熱

新型コロナウイルス感染症

クリミア・コンゴ出血熱

デング熱

B型肝炎

C型肝炎

E型肝炎

HIV

ラッサ熱

マールブルグ熱

髄膜炎菌性疾患

中東呼吸器症候群(MERS)

ペスト

リフトバレー熱

結核

ジカウイルス感染症

渡航者ができる感染症対策

渡航前に適切な準備をすることで感染のリスクを大きく減らすことができます。

以下では、必ず検討するべき感染症対策を二つご紹介します。

①ワクチン接種

渡航前にワクチン接種を検討しましょう。近くのトラベルクリニックなどで、ご自身の状況に合わせて必要なワクチンを相談することをおすすめします。

アフリカ渡航前に打ったワクチンの種類や値段は、こちらの記事にまとめています↓

こちらをクリック!

②蚊対策

マラリアやデング熱など、蚊を媒介して感染する病気は非常に多いため、蚊除けは感染症対策として非常に重要です。以下のような対策が日常的に求められます。

・虫よけスプレー…日本の虫除けは優秀なため、渡航前にドラッグストアなどで購入することをおすすめします。部屋用と体用を準備すると心強いでしょう。厚生労働省のマラリアの対策ページでは、濃度が高いDEET(ディート)製品が効果があるとされています。

・長袖・長ズボン…アフリカの多くの国は気温が高いため、半袖や半ズボンを着用したくなりますが、蚊除けには物理的な対策も必要になります。日本から渡航する際には、長袖長ズボンを忘れないように持っていきましょう。

・蚊帳…蚊は夕方以降、活発になるので、寝ている間に刺されないように蚊帳を使用しましょう。多くのホテル・宿では、蚊帳が準備されているため、日本から持っていく必要はありません。

感染症対策に向けた現在の取り組み

アフリカでは感染症対策のため、国際機関や各国の専門機関がさまざまな取り組みを行っています。

★ワクチン普及の取り組み(Gaviなどの支援)★

Gaviワクチンアライアンスは、2000年の設立以来、低所得国で12億人以上の子どもたちに予防接種を行い、小児死亡率の半減に貢献してきました。特に紛争地域では、NGOなどの人道支援組織と連携した「ゼロエーズ予防接種プログラム(ZIP)」を通じて900万回分のワクチンを投与し、これまで見過ごされていた100万人の子どもたちに免疫を提供しています。

★Africa CDCの設立とグローバル連携★

アフリカ大陸内全体での感染症対策の強化も進められています。アフリカ連合(AU)の公衆衛生機関として、2016年1月に「アフリカ疾病予防管理センター(Africa CDC)」の設立が承認され、2017年1月に公式に発足しました。Africa CDCは、加盟国が疾病の脅威を早期に検知・予防・対応できるよう、公衆衛生機関の能力強化を支援しています。 近年では、日本の「国立健康危機管理研究機構(JIHS)」とも協力覚書(MOC)を締結しました。これにより、感染症サーベイランスの強化や共同研究、公衆衛生人材の育成など、グローバルヘルス・セキュリティ強化に向けた連携が推進されています。

おわりに

アフリカでの感染症リスクは依然として存在しますが、決して悲観的な状況ばかりではありません。Gaviワクチンアライアンスなどの国際的な支援により、低所得国で各種ワクチンの接種を受けた人数は過去最多となり、着実に感染予防が進んでいます。また、2017年に発足したアフリカ疾病予防管理センター(Africa CDC)を中心に、日本の国立健康危機管理研究機構(JIHS)との連携など、アフリカ大陸全体での感染症監視体制や人材育成も力強く推進されています。

正しい知識を持ち、渡航前にワクチン接種や防蚊対策などの準備をしっかりと行うことで、感染リスクは大きく減らすことができます。アフリカへの渡航を安全で実りあるものにするためにも、出発前には最新の情報を確認し、万全の対策を心がけてください。

参照情報一覧

Gavi, the Vaccine Alliance:2024 global immunisation coverage estimates: understanding the picture in lower-income countries

World Bank(世界銀行):Current health expenditure per capita (current US$) - Sub-Saharan Africa

World Health Organization (WHO):Density of physicians (per 10 000 population)

Africa CDC(アフリカ疾病予防管理センター):About Us (Objectives, History)

ユニセフデータ

国立健康危機管理研究機構(JIHS):アフリカ疾病予防管理センター(Africa CDC)と国立健康危機管理研究機構(JIHS)が協力覚書を締結(2026年3月5日プレスリリース)

厚生労働省検疫所(FORTH)/国立感染症研究所(NIID)/厚生労働省:各感染症(マラリア、エボラウイルス病、黄熱、コレラ、デング熱など)の概要・症状・予防法に関するトピックスおよび疾患別情報

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アフリカには、マラリアやデング熱、エボラ出血熱など、世界的にもよく知られる感染症が多く存在します。適切な対策や…

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