10/12/2024
ビジネス歳時記 武士のおもてなし第60話「火鉢」
今週の冷え込みには、いよいよ師走に入ったことを感じさせられます。コートのポケットに手を入れて、寒そうに歩く人の姿も見られるようになりました。朝晩は、特に手先の冷たさが身に沁みます。その昔、冬の暖房器具のひとつとして、便利に使われていたのが火鉢。「手あぶり」で、かじかんだ手先を暖めたり、五徳の上に網を載せて餅を焼いたり、鉄瓶を載せて湯を沸かしたり、燗酒をつけたりと、冬ならではの愉しみもありました。
本日は、そんな温かな火鉢のある暮らしを愉しんでいた武士のお話です。
さて、今回で「武士のおもてなし」の連載も60回を重ね、いったんお休みに入ります。これまでご愛読いただき、誠にありがとうございました。
互いの距離を縮めた、温かなおもてなし 「客去って撫でる火鉢やひとり言」(嘯山:しょうざん)※──師走の12月に入ると、そろそろ暖房器具を本格的に使い出します。部屋の模様替えを兼ねて、早めの大掃除をする家庭...